まっすぐに生きる、心の姿勢 第九回目「人生の光と影の見方」:...

あるヒーリング法のトレーニングでの経験です。トレーニングが進んでいく中で、先生の支持する事に私の中の納得できない部分が膨らんでいったのです。何に納得できないのか理解するまでに随分かかりました。彼の人生の中のポジティブな部分だけに焦点を当て、ネガティヴな部分を無視するやり方が、私にはあまりにも非現実的で腑に落ちなかったのです。 私たちの人生における光と影は、二つの異なる物ではなく、一枚の紙の表...

まっすぐに生きる、心の姿勢 第八回目「正しい愛の表現を学ぶレ...

  私は、前世退行療法を含む色々な方法を通して、心の内側深くに埋もれていた自分の魂とエゴの2重構造を理性的に観察する事が出来るようになった。そして自分が自分のエゴと冷静に向き合う度に、自分の魂の真実、つまり内なる愛のエネルギーに触れる事が出来るようになっていった。その愛のエネルギーに触れると、体の緊張が緩み足はグラウンディング、上半身はフワッと軽くなり、呼吸が深くなる。そして全身に...

まっすぐに生きる、心の姿勢 第七回目「退行前世療法との出会い...

  前回からの続きです。 私と父がやっぱり親子だった前世は、16世紀辺りの日本でした。父は名高い剣士で、私はその息子でした。父は私に剣で一番になる事を徹底して教えるのです。「二番じゃあ駄目だ、一番でなくては。」 言い回し、声の響き、そして言葉の周りにある雰囲気も、私が子供の時から散々言われて来た物と、ピッタリ同じでした。勿論、剣の世界ならニ番だと一番に殺されてしまう可能性があ...

まっすぐに生きる、心の姿勢 第六回目「退行前世療法との出会い...

  私が退行前世療法に興味を持ったのは、私の父がきっかけでした。 ニューヨークに移住してから無我夢中で自分のやりたい事を追ってきた私は、ふと自分の人生を振り返る必要性 =人生の壁にぶつかったのです。それは私の心の奥底に仕舞ってあった、父に対する何ともスッキリしない思いでした。彼の方も、気にしてくれてはいても自分から電話をかける事はなく、母にそれとなくサインを出すのです。「牧は...

まっすぐに生きる、心の姿勢 第五回目 心の姿勢を正す「新年の...

  明けまして、おめでとう御座います。皆様にとって、2013年が素敵な年でありますように。日本語では抱負、英語ではresolution。何処の国であっても人間というのは、ある未来に向かう時の始まりを重んじる習性があるようです。新しい何かの節目に、心の姿勢を正すわけです。 私はある時から、抱負と言うのは自分で定めるわけではなく、棚から牡丹餅のように自然と落ちてくる物なのだと思う...