第十七回目「質の悪いサプリメントで、病気になる」

              第十七回目「質の悪いサプリメントで、病気になる」 www.nyseikatsu.com/api/597/pdf/page08.pdf 私が所属する国際GAPS機構プラクティショナー協会のフォーラムで、会長のナターシャ・キャンベル・マクブライド博士はこう語りました。 「ある患者のグループが、xxというサプリメントについて質問してきました。ある自閉症会議でこの製造元は腸内細菌を完全に修復できると断固とした態度で発表したのです。その当時...

第十六回目「病気は、正常な免疫機能が原因」

              第十六回目「病気は、正常な免疫機能が原因」 www.nyseikatsu.com/api/593/pdf/page08.pdf 「医学では治らない」とされる病気で相談に来る人に、私が最初に答えるのは食生活の改善です。 軽度であれば、食事療法で完全に症状が消えてしまいます。重症でも8割方、改善するケースがほとんどです。 「衣食同源」とはよく言ったものですが、それが真実であることを私は常に目の当たりにしているのです。そこでいつも...

第十五回目「伝統的な文化を維持する健康的な人々の食事」

              第十五回目「伝統的な文化を維持する健康的な人々の食事」 www.nyseikatsu.com/api/589/pdf/page08.pdf 今回は、ウエストン・プライス口腔外科博士の「伝統的な文化を維持する健康な人々の食事」についての研究を紹介します。彼の著書『Nutrition and Psysical Degeneration』は非常に有名です。 博士は1930年代におよそ10年に及ぶ調査研究から、現代病の原因が食べ物にあるこ...

第十四回目「うつ病、ニート、不安障害などの、心の病の本当の原因」

              第十四回目「うつ病、ニート、不安障害などの、心の病の本当の原因」 www.nyseikatsu.com/api/585/pdf/page08.pdf 世界保健機関(WHO)は、世界中で3億5000万人がうつ病と推定しています。また米国では18歳以上の大人で、不安障害に苦しむ人は4000万人、社交不安障害が始まるのは、およそ13歳からだそうです。 うつ病や不安障害などの心の病の正体は何なんでしょう? 私もGAPS食事療法を学ぶ...

第十三回目「コレステロールの真実 2」

              第十三回目「コレステロールの真実 2」 www.nyseikatsu.com/api/581/pdf/page08.pdf 健康診断や生命保険の加入時などに気になるのがLDH(悪玉)とHDL(善玉)の数値です。全体的に低い方が健康とされ、特に悪玉とされるLDLの数値が高い場合は危険であるというのが常識です。しかし「常識が間違いだった」例は、これまでにも多くあります。その一例がコレステロールです。 コレステロールは、私たちの血管内皮...

第十二回目「コレステロールの真実」

              第十二回目「コレステロールの真実」 www.nyseikatsu.com/api/577/pdf/page08.pdf タイム誌2014年6月23日号に「Eat Butter (バターを食べろ)」という、センセーショナルな記事が掲載されました。 1977年に発表されたマクガバーン報告書を基に脂肪とコレステロールの摂取を減らし、メタボ症候群の代表的病気である心臓発作のリスクを減らすことを目的とした「米国人のための食事ガイドライン」を...

第十一回目「食習慣は、生きる姿勢そのもの」

              第十一回目「食習慣は、生きる姿勢そのもの」 www.nyseikatsu.com/api/573/pdf/page26.pdf 食事の仕方と食べ物の選択が、私たちの健康に大きな影響を及ぼすことが、お解りいただけたことと思います。また、健康状態の良し悪しが、皆さんの人生の満足度や幸福感の元であることは、10回のコラムを通して、様々な角度から、ご説明して来た次第です。 質の悪い食習慣を続ければ、皆さんの身体機能の質も下がります。質の悪...

第十回目「忘れられた身心一如」

              第十回目「忘れられた身心一如」 www.nyseikatsu.com/api/568/pdf/page14.pdf 終戦と時を同じくして始まった抗生物質の大量生産・販売により、簡単に解決できるように見えたあらゆる体調不良つまり別名、病気です。さらには、経済の成長を優先するあまり不便な体調不良を抑制して頑張るのが美徳とされる社会風潮が、それに拍車をかけたのでしょうか。理不尽にも、私たちの健全な免疫機能の働きによって起こるさまざまな症状が、...

第九回目「食生活を変える勇気と努力」

        第九回目「食生活を変える勇気と努力」 www.nyseikatsu.com/api/565/pdf/page08.pdf 悪い姿勢の原因は、悪い食習慣による内臓の慢性的な「腫れ」であること、そして「腫れ」の原因は、私たちの免疫機能の活発な活動によることを前回に書きました。 免疫機能は私たちの健康を、守るためになくてはならない大切な機能です。ところが愚かにも私たちは、幸せな人生の基礎であり自然の恵みでもある免疫システムを破壊してしまうような生き方を長い間続けてきてしまったのです。広告という名...

第八回目「食事と姿勢2」

        第八回目「食事と姿勢2」 www.nyseikatsu.com/api/561/pdf/page08.pdf ニューヨークでピラテスを教えていた頃、クライアントさんたちの丸い背中が気になりました。背中に触ると、脂肪太りで丸いわけではなさそうでした。何故なら、その丸い背中の筋肉が異様に硬いのです。「パンパンに張っている」というのが一番合った表現だと思います。腹筋に、大腸、小腸をはじめとする五臓六腑を含めるべきだということに気がついた私にとって、丸い背中の中央に存在する内臓が肺であることを理解するの...