安全にワクチン接種ー週刊NY生活第1回目2021年4月コラム

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今、話題に上がっているコロナ・ワクチンに限らず、ワクチン接種に関して、賛否両論の意見が上がっています。ワクチンを接種するのであれば、接種することによるリアクションは最小限に抑えたいですよね。

例えば、最近、注目を集めたMMR(はしか、水ぼうそう、おたふく風邪)の3種混合ワクチンですが、私が子供のころは、実際にこれら全ての病気にかかって抗体を作りました。おたふく風邪の時に、両方の頬っぺたが真っ赤に腫れて心配したことを、母はいまだに語ります。子供たちがこれらの病気にかかると、親たちは自分の子供をわざとその子供と遊ばせて、病気がうつるようにしたのです。それは、これらの病気に、大人になってからかかると重症化する可能性があるので、体力が十分にあり、完治しやすい子供のうちに病気を経験することを選んだのです。言ってみれば、ナチュラル・ワクチン接種ということになります。

さて、ワクチン接種をするとして、それに対するリアクションやワクチン障害が絶対に起こらないとは、コロナワクチンでも保障されていません。では、これらのリアクションや障害から自分の健康を守るために、自分でできる事は何なのでしょうか?

皆さんの健康を守ることができるのは、自己免疫力だけです。自己免疫力は、その名の通り自己を疫(病気)から免れるための力です。自己(人間としての本質、十人十色で同じ本質の人はいません。)と、敵(全ての、自己とは異なる存在。例)食べ物であっても消化前は敵。)を区別し、体内に侵入してきた敵を、私たちの健康を脅かさない、安全な状態に中和・変化してくれるのです。例え信頼できるとされるワクチンでも、私たちの免疫力にとっては、体外から入ってくるワクチンは敵であると判断されます。免疫力が機能していれば問題ありませんが、常日頃から免疫力が疲弊して低下していた場合は、ワクチンに含まれる全ての材料を上手く中和・変換できないといったことが生じてくるでしょう。また、免疫力が極端に弱くなっている方の場合、接種直後には大したリアクションは起こらず、随分経ってから体調をくずす方もいらっしゃいます。多くの方が、ワクチン接種直後から、筋肉のテンション、熱、痛みなどを経験するようですが、それは免疫力が働いている証拠ですので、それ自体は問題ありません。良く休まれて、消化に負担をかけない、栄養たっぷりのお食事を心がければ大丈夫です。ただ、上記の症状が長く続いたり、ブレインフォグ(脳に霧がかかったような状態)や、ひどい場合は免疫不全系の症状がでたりしないように、常にご自分の免疫力を最良の状態に保っていることが大切です。