第3回 すべての人に好かれる必要はない

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第3回 すべての人に好かれる必要はない

https://www.nyseikatsu.com/api/713/pdf/page11.pdf

この世では基本的に、あなたにイエスという人が3人に対して、ノーという人が7人存在するそうです。あなたを嫌いな人は好きな人の2倍以上いるのが普通という事です。ですから、自分はもしかしてみんなに好かれていないかもしれない、受け入れられていないかもしれないと感じるのも自然ということになります。ウィキペディアによれば、一般の人がフェースブックを利用できるようになったのが2006年9月、だそうですが、フェースブック上での「ライク」集めに一生懸命になればなるほど心の空虚感が増すでしょう。あなたを好きな人を集めれば集めるほど、嫌いな人が増える仕掛けになっていますから。また、ライクの返礼を求めてライクをもらっても、あなたの目的は果たせません。それは真のライクではないからです。全ての人に好かれたい一番の問題は何でしょうか?

答えは自分を愛していないことです。自分を愛することのできない臆病者なんです。そしてまた、自分の中の臆病者を素直に受け入れることができず、それを隠蔽しようとする卑怯者が、あなたの心奥深くに共存していることです。

自分を心の底から愛する、つまり受け入れることができるようになってくると、他人の目は徐々に気にならなくなっていきます。自分を愛することが楽しくて、その時間があまりにも大切で、他人が自分をどう思うかなんてことに時間と労力を無駄にすることが馬鹿らしくなりますよ。

さてここで問題は、臆病者と卑怯者なので、これらに打ち勝つには自分のどこかもっと奥の奥にしまわれている勇気という駒をちょっとずつこれらの敵に向かって進めなければなりません。さあ、実質的に何をどうするかですよね。何故、自分は勇敢ではないのか?何故、自分は自身のない臆病者なのか?と自問自答するときに、この「何故」の部分を本当に追求していますか?多くの人が、マインド・コントロールの問題だと思っているようですが、それは全く持って大間違いです。勇気は臍下丹田、つまり腹わたから来るのです。だから、ガッツ (Guts) というのです。英語でも、brave や courage という意味で Guts を使います。あなたが自分の臆病者と卑怯者を何とかするためには、腹具合を整えなければ駄目ということです。(続)