第四回目「幸福感の素」
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最近私が読んだ、イリーナ•マトベイコナ医学博士の『ダイジェスティブ•インテリジェンス』の中に、「幸福感•満足感ホルモンとして有名なセロトニンは、その90%が腸壁で作られ、貯蔵されている」という『セカンド•ブレイン〜腸にも脳がある!』(マイケル•ガーション医学博士)からの引用がありました。現代医学では、セロトニンのバランスは、私たちの感情の問題に関係し、特にその欠乏は、うつ病、強迫性障害、不安、恐怖症などの原因となると信じられています。
セラトニン以外では、例えば睡眠剤や抗不安薬として処方されるトランキライザーの主成分であるベンゾジアゼピンも実は腸壁で作られ貯蔵されることが解明されています。これらの化学物質は、私たちの腸が健全な状態で機能していれば自然な形で豊富に作られるのです。
心の病気とまでいかないまでも、心の平和を求めてヒーリングに通ったり、幸福な人生を目指して自己啓発セミナーや瞑想会に参加する現代人が増えています。でも、その幸福感の素は実は私たちの体内にあったのです。
「灯台下暗し」とは、まさにこのこと。これらの幸福感の素を作るのに必要な、健全な腸の状態を維持するためには、正しい食習慣が不可欠です。この健全な腸の状態に必須なのが、腸内細菌叢の存在なのです。「You are what you eat. (あなたは食べ物からできている)」と言います。質の悪い食事を続ければ、人生の質が落ちてしまうのは当たり前のことです。人生の質を上げ、幸福感•満足感で満たしたいのであれば、それを促進する食事をしなければなりません。まずできることは、加工食品を避け、自然な食材を使って安心して食べられる食事を作ることです。
自然治癒力を高める食事レシピ集を参考にしてください。ウェブサイトは、www.makikomethodnyc.com/?page_id=4830