第十一回目「食習慣は、生きる姿勢そのもの」

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第十一回目「食習慣は、生きる姿勢そのもの」

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食事の仕方と食べ物の選択が、私たちの健康に大きな影響を及ぼすことが、お解りいただけたことと思います。また、健康状態の良し悪しが、皆さんの人生の満足度や幸福感の元であることは、10回のコラムを通して、様々な角度から、ご説明して来た次第です。

質の悪い食習慣を続ければ、皆さんの身体機能の質も下がります。質の悪い食習慣で、鈍感になってしまえば感じないのかもしれませんが、感じ取れない小さな不調が長い間に積み上げられ、知らず知らずのうちに心も病んで来ます。何故なら心の安定は、自律神経の状態に支えられているからです。初めは、ちょっとした注意散漫やイライラ程度でおさまるでしょう。それが徐々に家庭や仕事での対人関係に反映されるようになり、さらに悪化して、体なら脳・神経系の、または内臓機能不全といった病気を発症するようになっていくのです。でも、これらの心身の不調は、もとを正せば、ご本人が選んだ食習慣によって起こる、ただの栄養不良です。そして、人生における皆さんの不満足感、不幸感も、つまりは食生活の選択にその始まりがあるのです。もし、皆さんがご自分を本当に大切だと思うなら、その大切な人に、どうして体に毒になるような物を食べさせることができるのでしょう?みなさんの愛するお子さんには、いかがですか?日本でもスピリチュアル系のテレビ番組や自己啓発本が流行し、多くの人が幸福感を追求するようになりました。もし、幸福感で満たされていたいなら、こういった現象は起こりません。つまり多くの人が幸せだと思っていないということですよね。アメリカをはじめとする他の先進国の人々も同様でしょう。便利さと引き換えに、人生における満足感、幸福感を自ら放棄して来てしまったのではないでしょうか?一度手放してしまった健康を取り戻すのは、容易なことではないかもしれません。でも、本当にご自分とご家族を大切に思うなら、愛しているなら、試してみる価値は十分にあると思います。まずは、糖質を減らし、良質のたんぱく質と脂肪を増やしてみてください。一週間に一度でも外食を減らし、自炊を増やしてみてください。時間はかかっても、確実に、身体の変化が感じられるようになります。