様々な矛盾した健康情報が飛び交う中で、何が真実なのかを見分けるのは至難の業でしょう。
でも、真実を見極める方法を修得する術は、昔から存在します。
昨今のスピリチュアル・ブームで精神論的な学習が進んでいるので、「善悪のジャッジメントをしてはいけない」という言い回しがあるのを、皆さんご存知だと思います。
この善悪のジャッジメントを捨て去る事が、真理を見極められるようになる事なのです。
善悪のジャッジメントと言うのは、感情のアップ&ダウンに左右されて起こりますから、如何に落着いて善悪のジャッジメントの間にサンドイッチされている事実のみ、あるいは真実のみを見出せるか否かが勝負です。
それには、腹を据えて、あるいは地に足をつけて生きる事が、基本条件なのです。
この場合、損得勘定で生きている人は、一番この善悪のジャッジメントに振り回される人です。もちろん得をしようとして、損をしやすい人でもあります。損をする事への恐怖で心眼が曇り、真理を見出す事ができません。人生に起こる全ての事象に関して、自分に得に思えるサイドしか見えないので、ちょっとしたマーケティングに騙されやすい所があるのです。
何といっても、マーケティングは、巧みに皆さんの心の奥へと入り込みます。「みんな、やってる・・・、みんな持ってる・・・。」と。 まるで、やっていない人、持っていない人が、損をしているような言いようです。
自分の健康を自分で守るには、この損得勘定を、先ず止めなければなりません。もし、「自分の健康を守る」を取るか、変えるのが大変だから損得勘定をキープするか、損得勘定で決めるなら「自分の健康を守る」方が最終的にはお得です。
真理というのは、見極めようとして見極める事ができる物ではなく、皆さんが余計な思考を止めた時に自然に飛び込んでくる物なので、損得勘定だろうが何だろうが、頭で考えて生き方を決めているうちは見えてきません。
何かを決める時に、頭の中でグルグル行ったり来たりエネルギーを無駄にしていると、森羅万象のエネルギーと一体になる事が出来ませんので、その森羅万象の中に存在する全ての真理をわざわざ遠ざけている事になってしまうのです。
また、この森羅万象と一体になり、真理が来た時にタイミング良くキャッチするには、頭でグルグル考えるのを諦めて、体感を鋭く磨いておく必要があります。
(続く)