傷つけられたら、感謝しよう!

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前回の「傷つきたくない人達が、人を傷つける」を書きましたが、もし誰かが貴方を傷つけたと思うなら、その人に感謝してください。

まず、自分を防御するために人を傷つける人達は、それと同時に本人も傷ついています。それを、知っておいてください。

そして、「誰々に、傷つけられた」、「誰々が、私を怒らせた」、「誰々が、私を悲しませた」・・・だから、この「誰々」が悪い!という事は、この世には存在しません。もし、貴方が誰かに何かを言われて、あるいはされて傷つくなら、傷つくことを選んでいるのは、貴方! ご本人です。

勿論・・・例えば、突然「お前は馬鹿だ!」と罵倒されて、全く傷つかない人はいないと思います。でも、もし、言われた本人の心の奥底に、それに同調する自己否定的、あるいはそれに似たような、処理されていない経験が隠されていなければ、その傷は一瞬にして自然治癒します。心身ともに健康な子供たちを見れば解ります。彼らは今怒ったかと思ったら、次の瞬間、そんな事はすでに遠い過去の事のように、ニコニコしています。あれが、真に心身ともに健康な人間の姿です。

傷ついた事を、相手のせいにして、何時までも根に持ったり、悩んで眠れなかったりするなら、傷つけた相手は貴方の心の奥底を映し出す鏡です。貴方とその傷つけた相手とは、同様の心の傷を共有しているはずです。貴方が長い間避けてきた、見たくない自分の中の自分を映し出してくれているのです。

貴方を傷つけたと思っている相手を中傷したり、傷つけ返したりしてはいけません。

この時こそ、自分の人生を振り返り、反省するべき時です。反省というのは、後悔とは違います。 反省というのは、自分の過去の経験を振り返り、何を学びそびれてきてしまったのだろうか?と自分の魂に問いかける作業です。

例えば、何でもそうですが、基本に立ち返るという事があります。皆さんは、自分が知っていると思っている分野に関して、何度くらい基本を見直してきましたか? 見直すときに、私は知っていると言う態度で見直していますか? それとも、どんな新しい事を発見するのだろう?と、オープンマインドの姿勢で見直していますか?基本に立ち返る時、特に皆さんのこういった心の姿勢が、見直すと言う行為の結果を大きく左右します。

人生を生きる、前進し続けるには、人生の基本中の基本に何万回も立ち返る必要があるでしょう。何故なら、人生は、全ての人にとって、何にも勝る大きなプロジェクトだからです。この大プロジェクトで成功を収めるには、生きる事の基本中の基本を、徹底的に反省し、何度も学びなおさなければなりません。それには、心身の健康が必要不可欠なのです。

貴方を傷つける相手をに、自分の人生の鏡として感謝できるようになるには、まずは体力、そしてそれを基礎とする精神力が無ければできません。反省するのにも、エネルギーが必要なのです。

この「傷つきたくないが故に、人を傷つける人」も、「誰々が、私を、傷つけた!」と主張する人も、結局は「同じ穴のむじな」なのです。

貴方を傷つける相手に感謝できるようになったら、この同じ穴のむじなクラブから、一歩先に進めた事になります。

(続く)

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。