人生に道は、二つしかない 13.

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2つの脳 3.

3.その間、腸が消化と吸収をすべてひきうけてくれているので、脳のエネルギーを腸に向ける必要はない。腸は自分のことは自分でできるのだから。

まず、「脳のエネルギーを腸に向ける必要はない。」の部分ね。これ、結構いろいろな意味でトリッキーですよ。身体のエネルギーは、腸から脳の方向へ流れているという事です。という事は、当然毒になるような食べ物を食べれば、脳の機能に異常をきたすのは当たり前という事です。得に生まれてすぐから3歳くらいまでは、脳が発達する時期です。腸に入った物が、腸壁から血管へ吸収され脳に向かってすごいスピードで送られます。食べ物とともに毒になる物が侵入してくれば、脳の発達に影響するのは言わずもがなです。脳より腸の方がもともと生命維持に直結しているわけです。だから脳がチャンと機能しなくても、植物人間になっても、とりあえず脳から下の身体の機能は機能して生きていられるわけです。勿論、本人が食物の調達を自分で出来ないので、誰かに食べさせてもらわなければなりませんが。

アメーバから進化して脊椎を確保し、それから人間にまでさらに進化してきたわけですが、進化と言うプロセスは腹に肝が据わっていて、生き延びるのに必要のないものは、バッサバッサと切り落とされてしまうんです。そして、常に身体機能が正しく機能するような生活習慣を持たない限り、頭に血がいってボーっとした状態になるのも当たり前だという事です。(ここで行っておきますが、生活習慣と言うのは、食べ方の話だけではありませんよ。地に足をつけて生きる、心身一如の姿勢!これです。)

もう一つ、この文章から読み取れるのは、頭の中の脳が体外の事象に対応している真っ最中でも、腸の方の脳が体内の事象に対応できるという事です。人間の身体機能は、時間とチャンスを無駄にしないように、うまい仕組みがちゃ~んと組み込まれているという事です。

この仕組みを自然の掟に従って有効活用するならば、健康を保ったまま、幾らでも頭の脳は発達し続けることができるわけです。いやいや、健康を保っていれば、もしかして、脳は勝手に、幾らでも発達し続けるかもしれませんね。ここで私が言う「脳の発達」とは、精神的成長の事です。得に、精神世界やスピリチュアリティと呼ばれる肉眼では見えない世界の話も、含みます。これらの分野は、体感五感をこえる感性を磨くなら、誰にでも開く事の出来る能力ですから。第六感は、五感を修得した先に存在するわけですから。つまり・・・ちょっと飛躍しますが、最終的には身体の機能改善なしに、真の精神性は育たないという事です。禅の教えの通りです。

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。