覚えていますか、「食べられない物は、顔につけない」(2012年5月11日掲載)で、食べられない物は、なるべく顔や肌につけないという事をお話ししましたね。
最近、色々な医薬品、経口ではなく身体の何処かに張るシール状になっている物が増えて来ている事に気がついていますか?また、こういった医薬品が、経口する医薬品以上に危険な事をご存知でしょうか?経口するより皮膚からの方が薬が浸透しやすいのだそうです。
「浸透しやすい」とは、どういう意味でしょう? 先ず、経口する場合は、身体が受け付けなければ、嘔吐や下痢として吸収される以上に排出されてしまいます。皆さんの腸内細菌叢が健全で、皆さんの自然な姿を守る機能が高ければ高い程、こういう事が起こります。小さいお子さんが、医薬品を嘔吐するのを見た事がありますか? それはそのお子さんの本能が、医薬品を拒絶しているわけです。
最近、その知名度が上がって来ている腸内細菌叢(腸内フローラ)のように、皮膚細菌叢(皮膚フローラ)が私たちを覆って雑菌から守ってくれているのが健康な人の肌です。また、この腸内細菌叢が、怪我をした後の皮膚再生にも、大きな役割を果たしているんです。
市販されている高価な化粧品やシャンプー、リンス、ハンドクリームなどのボディケア商品は、上記のように医薬品と同様、人体にとって毒になる素材でできています。こういった化粧品を始めとするボディケア商品の場合、皆さんもご存知の通り、口に入れるわけには行きませんよね?
これまでは、こういった毒は食べなければ安全だと私たちは信じて来た…、または信じ込まされて来たわけですが、上記の医薬品の例に見るようにそれは大間違いだったわけです。
医薬品や、化粧品、ボディケア商品のような人工の毒に、私たちの皮膚細菌叢は耐えられる様には出来ていません。これらの商品は皮膚細菌叢を破壊し、その商品の毒性が体内の奥へ侵入してしまう仕組みになっているのです。
もう一つ、プールとホットタブ(日本ではあまり見かけないかも。)の水ですが、クロリン(漂白剤と同様の物質)が大抵入っています。当然、スパなどの様々なお風呂も駄目でしょうねえ。温泉も、天然なら勿論健康に良いです。でも水道水にこの水保存剤、あるいは消毒剤が入っている場合は、駄目です。特に自閉症などの、GAPSの症状を持つ皆さんは、避けなければなりません。詳しくは、GAPS-DIY2をお読みください。
こういったプールのついているジムも、ジム内の空気中に蒸発したクロリンが含まれている事が良くあります。このクロリン入りの空気を鼻から吸ったら、鼻の粘膜から体内何処へでも、その毒が達してしまいます。また、気道から肺にも、いってしまうでしょうねえ。喘息もちのお子さんも大人も、当然避けるべきですね。
(続く)