GAPS 改善のための食事に関してです。
以下は、全て自家製でお願いします。
１．動物の骨と肉を煮出した、ブロス
ホームメイド･チキン･ブロス 私はこれが、一番簡単で、経済的だと思っています。でも、チキン丸ごとで、ストックを作るととても風味の良い、美味しいストックができます。 初めは油っこいと感じる方もいらっしゃるでしょう。でもそれこそ、腸内細菌叢の不バランスから脂肪を乳化する胆汁か脂肪分解酵素リパーゼの生産機能が機能していないサインなのです。その場合は、チキン・ブロスをお湯で薄めた物から始めると良いでしょう。お味噌を入れたり、細かく切った野菜を煮込んだりしてみると油の臭いも緩和されて良いかも知れません。でも、GAPSの症状がひどい場合は、野菜を避けるほうが懸命です。先日のGAPSプラクティショナーミーティングで、ナターシャ博士ご自身が「No Plant GAPS diet （つまり植物性の食品を一切取らない）」のケース・スタディを発表されていました。
このブログ7月5日掲載の「日本用、GAPS™用宅配サイト・リスト」をご覧ください。放牧鳥、牛、豚等、放牧されて自然に育った動物の肉と骨。（どうしても放牧肉が手に入らない、あるいは経済的に無理と言う場合は、有機飼料で育った動物から始めてみてください。）
魚のストックも、使えます。 魚の身と骨丸ごと。（出来れば天然魚で。養魚は基本的に駄目です。） あるいは、生利節（なまりぶし）、それを燻製にしたさつま節・荒節（あらぶし）、荒節にカビを付けることにより水分を抜きながら熟成させる工程を繰り返した本節・枯節（かれぶし）・本枯節（ほんかれぶし）・仕上げ節でも、大丈夫です。どちらにしても、既に削ってある鰹節は使わない事。我が家では旦那が、テレビを見ながらセッセと削ってます。
２．放牧鳥の卵 http://www.takahashi-eggfarm.com/。他にもいろいろな生産者がいるとおもいます。ご自分の地域的な理由やや経済状態にあった生産者を選んでください。私のお客様の中に、２～３の異なる生産者から交互に買う事で、もしもの場合に備えて体毒の濃縮を避けるという方法を取っている方がいます。頭の良い、素晴らしい方法だと思います。
３．自家製２４時間以上発酵のヨーグルト 作り方は、こちら。
GAPS食事療法を支える食べ物の一つが、自家製のヨーグルトです。ただし牛乳と種菌の選び方が重要です。一切添加物の入っていない物を選ぶ事！選び方は、自家製２４時間以上発酵のヨーグルトの作り方をご覧ください。
下記に、これまでに日本在住の私のクライアントさんたちが使って良かった牛乳をご紹介いたします。牛乳に関する知識は、バーチウッド・ファームの社長さんとのインタヴュー記事（パート1＆パート2）をお読みください。
http://www.omoiyari.com/index.html
上記の思いやり牛乳以外は、基本的に日本では低温殺菌されているそうです。思いやり牛乳は、とてもお値段が高いので、もしお子さんがそれほどセンシティブでなければ、下記の2種類のような良心的な低温殺菌一回だけの牛乳でも良いでしょう。 牛乳アレルギーかどうか、必ず確かめる事。アレルギーのチェックの仕方は、この項の8番からご参照ください。
http://www.hokkaidou.co.jp/koma/teion.htm
４．自家製発酵野菜、または自家製サワークラウト
５. 塩分 生味噌、天然海塩、溜醤油（伝統的な作り方で作っていても、醤油に小麦粉が入っていると、反応を起こす方のいますので、原材料名を確認してください。）
６. 動物性脂肪（バター、ギー、ラードなど）を、たっぷり使う事。
７． 全ての調味料を、有機や自然な物に換える事。
