夏が終わって、私たち夫婦共々キャリア・デヴェロップメント(キャリアを高めていく?)の時期に入ったようです。二人とも、仕事が急にいそがしくなって、もうてんてこ舞です。
しかしながら、この8月に結婚丸4周年を迎え、二人の仲はもうバッチリ!ある市場調査で、結婚が一番のストレスの原因と出ていたと、ナチュロパシーのセミナーで先生がおっしゃていましたが、うちは家庭が一番の癒しの場、結婚していて本当に良かったと思っています。何と言っても旦那は、私の最高のヒーラーですから。
家庭が憩いの場でなかったら、人生疲れすぎて嫌になっちゃうのも当然だと思います。
人間は疲れた時に心身のキャパシティが狭くなり、10人10色と言うコンセプトは頭で解っていても、相手の違いを受け入れる余裕(体力=精神力)がなくなってしまいます。人生において全く疲れないのは無理ですが、なるべく疲労度を拡大しない、そして溜めすぎない、疲労してもすぐ回復できると言う柔軟な心身の状態を整えるために一番大切なのが食事です。
人間の細胞は、常に生れ変っています。常に新しい細胞のための資材(蛋白質と脂質)が必要です。その資材を利用して、家(身体)作りをしてくれる大工さん(酵素)が必要です。入って来た資材を使える状態に加工してくれる加工業の担当(腸内細菌叢)も必要です。こうして色々な力が働くには、彼らにエネルギー(炭水化物)を供給する必要があります。その他に、接着剤やボルト(ビタミン、ミネラル)やゴミ出し係り(リンパ)やリサイクルの係り(リンパ球、リンパ節)など、そして家を守る守衛さんたち(免疫システム)、私たち体の内外を常に様々な物が流通している必要があるのです。
この全てに必要な物が、食物です。この食物の質が良ければ疲れにくい身体になり、質が悪ければ疲れやすい身体になります。また、食物の食べ方や食べている物の比率がバランスが取れているかどうかなども、大切なポイントです。疲れやすいという事は、病気にもなりやすいという事です。そしてまたここで、もっとも重要なスパイスが、愛です。この愛をスパイスとして調理に使えるようになるには、ちょっと修行が必要ですけどね。
家庭を憩いの場にするか、ストレスフルな場にするかは、食事の内容と作る時のシェフの姿勢(態度)によるという事が出来ます。イライラしながら調理をすると、それを食べた人がイライラします。子供達なら、情緒不安定になるでしょう。
私は特に金曜日の夜は、御馳走を作ります。1週間一生懸命働いて、ほっと一息つく時間ですから。御馳走の前に、ちょっとしたおつまみを用意して、二人でワインを楽しんだりします。昨日の金曜日のおつまみを御紹介します。
リンゴの形のまな板(ホーボーケンのストリート・フェアで買った)の上に、厚く切ったパルメザン・チーズ(Milport Farm–アーミッシュの農家、 うちのホームページのリンクに情報をはってあります。)、クラッカー(正式にはLavashといって、地中海周辺の昔ながらのパンの一種、Hot Bread Kitchen同じくリンクを参照の事)、ホームメイド・オリーヴ・タパネイド と黄色いプチ・トマトを、あしらって見ました。見た目の楽しさは、食を共にするパートナーとの間をも楽しい物にしてくれます。
このトマトは、イギリスのMaldonというシーソルトと、美味しいオリーヴ・オイルをサッと混ぜ合わせただけの物です。
「物は器で食わせろ!」と言います。同じ食べ物でも、盛り付け一つ工夫するだけで、味も気持ちも、果ては人間性も違ってくると思います。調理をする時に気持ちが入っているかどうかは、やはりそれをどう表現するかで、伝わり方が違います。
愛を皆さんの最高の調味料にかえて憩える家庭を作る事は、最終的に健康で幸せな人生を築く、大切なステップだと思います。
(このメニューは、GAPSには不向きです。)