「負けるが勝ち」という言葉がある、実際戦わない方がお利口な事が、この世の中には沢山ある。特に子育て。
誰よりも立派な親になろうとすると、余計な負担を子供にかけ、結局駄目な子を作ってしまう事になる。この立派な親になろうとする人達は、立派な=彼らの理想とする子供を作るために、子供達を競争させてしまう事になる。誰よりも早く立つとか、話始めるとか、果ては優秀とされる学校に入るとか、会社に入るとか、職業につくとかである。
この立派な親になろうとする人達の子供達は、親の理想を生きる事になり、もしそれが本人の意思に反していたり、本人のネイチャーにあっていない場合は、将来大人になって、独り立ちする頃から人生に苦しむ結果となってしまう。
子供達は素直で、自分の親をとっても愛しているし、自分の親を尊敬しなければいけないという社会のルールも手伝って、本当の自分と親が押し付けた理想的な人間、あるいは生き方の間で苦しむ事になるのだ。
まあ、それが言ってみれば人生の道と言えば道だし、これはすべての人が程度の差こそあれ、絶対に通らなければならない道なので、仕方がないと言えば仕方がない。
っで、この親の強いたレールから、脱線して本当の自分を見出す事を、脱皮と呼ぶわけです。
ところが、ここ最近の社会の傾向として、「良い子になりなさい。」「良い子でいなさい。」「良い学校に入りなさい。」「良い職業につきなさい。」っと「良い」とされる事が、限られてしまっている世の中で、何が自分にとって本当に良い事なのか、見つける術をほとんど失ってしまっていると言わねばならないような状況になっています。
マジョーリティーが良いとしない、褒めてくれない、周りがそう認めてくれない・・・・・、自分は良いと思っているのに・・・。そして自分がそれで良いと思っていても、回りに圧されて不安になる・・・、いろいろこの問題は奥も深いし、色々な層が重なりあってとっても複雑怪奇になっちゃっているんですねえ。
でも最終的に誰の基準で、「良い」が決まるかと言うと、親にとって「都合の良い」の「良い」だったりするわけです。
この「何が自分にとって本当に良い事なのか、見つける術」を、本能といいます。自分の自然に従う、別の言い方をすると体の声=魂の声を聞く感性である。
この場合、体の声の体は、腑に落ちるの腑の声だと思えば良い。皆さんの深層部の微妙なサインである。最近の自分の真実を無視するトレーニングをしてきて、鈍感になってしまっている人達が、正しく正確に自分の体(魂)の声を聞く事が出来るようになるには、敏感な感性を呼覚ます、トレーニングがどうしても必要である。
そのトレーニングの第一歩は、なんと食事習慣なんですねえ。
私も昔は「マインド・オーヴァー・マター」、つまり考え方が悪い!と思っていました。でも、深く深く研究した結果、食習慣が悪いと自分の人生に起こる試練に耐えられるだけの体力を作れないだけでなく、内臓の機能や、神経と脳みそと感性の関係も不完全になってしまう事を発見したのです。
そうすると、やっぱり人間はそれなりに自分の人生に与えられるポジティヴな経験にもネガティヴな経験にも、きちんと絶える事ができ、さらには自分に一番良い答えを出す事が出来るように実はなっているはずであると確信したのです。
ねえ、だからうちの会社のモットーが、「100%健康で幸せな人生を目指す!」なんです。
生活習慣さえその人の自然な姿を支える事が出来るように、きちんと機能していれば、最近におかしな世の中のようにはならないのですよ。
もし貴方の御両親がなんらかの理由で、その機能が機能するように与えてくれる事が出来なかった場合は、やっぱり最終的には自分の人生なのだから、自分で責任を持って改善していくしかないですよねえ。
昔、マジョーリティーの人々が地に足をつけて生きていた時代なら、「マインド・オーヴァー・マター」で、頑張るのが美徳だったかもしれませんが、今の皆そろって地に足がついていない、つまり身体に住んでいない状態で「マインド・オーヴァー・マター」あるいは天使系スピリチュアリティをやったら、ますます道に迷ってしまうのが落ちでしょう。
皆さん、Just Come back into Your Physical Body! ですよ。
頭の中には、住めません。人間なんだから・・・・。