今朝「ニュース・ウォッチ」という日本のテレビ・プログラムを見ていたら、「オレオレ詐欺」というのが、流行っているという話をしていました。そしてその防止法として、大金をおろそうとするお年よりに、銀行の人が注意をするのが、最後の砦とか。しかも、銀行の人が注意しても、ガンとして聞かずに、お金を下ろし結局騙されて取られてしまう・・・という事でした。
先ず、自分の子供の事かどうか、何故確認できないのでしょう?ケータイで話せないほどの、緊急事態って、どんな事なのでしょう?このお年よりは、自分で自分の子供に確認をとるという努力をしてみたのでしょうか?それでも、連絡できない?あるいは普段から連絡を取っていない? この被害にあうお年寄りのお子さんは、全員独り者で奥さんとかその子供達とか、連絡を取り合う事が出来る人が誰も回りにいない?仕事場に、電話してみるとか?
そんな何千万円も、現金で見ず知らずの人に渡してしまう心理って、どういう物なのでしょう?
それからお金ではなく、自分が子供の住んでいる場所へ行って見る・・・という事はされないんですねえ?そんな大変な事になっているなら、助けに行ったらいかがでしょう?行ってみて例え無駄になったっていいじゃあないですか。何千万円も知らない人に渡してしまえるぐらい大切な子供の事なのだから。何故、その困っている子供の住んでいる所へ行って見ないのでしょう?この騙されるお年より達は、それだけお金に余裕があるのでしょうから、旅行なんかには言っているんですよねえ?その子供たちは、そんなチョットやソットで行き着けないよう僻地に住んでいるんですか?
あるいは、もしかして子供の問題をいつもお金で解決してきた癖がついている? もしそうだとしたら、ここがこの「オレオレ詐欺」の根本原因です。
それにせっかく銀行の方が注意してくれているのに、全く耳を貸さないって、どういう事なんでしょう?見ず知らずのお金を騙し取ろうとする人の声は信じるのに、せっかく注意してくれている人の声は耳に入らないって、どういう事なのでしょう?交番のおまわりさんまで、出てきて一旦良く考えるように促してくれているのに・・・。
この「オレオレ詐欺」は、犯罪としての問題以上に、人間のあり方の問題としての方が重要だと思います。