実は人間は、課題の海を泳いでいると思えば良いです。一人一人の魂の成長にあった課題が、次々に皆さんに向かってきます。物質的身体を持つ人間にとって、時間という観念が常について回ります。
そですので、皆さんは未来に向かって・・・・云々といった感覚にとらわれます。でも、実は皆さんが未来に行くのではなく、未来と言う時間が皆さんに向かって来るのです。この辺を間違えますと、皆さんの人生が上手くいかなくなります。私自身、その経験者ですので、良~く解ります。より良い未来に向かおうと力んでいる人の姿勢は、どうなりますか?顎をクッとあげ、胸を張って上半身が反り返ります。・・・ねえ、私もこれ得意でしたよ。・・・もう気づいた時は、開いた口が閉まらないくらい、フローズンでした。
自分で自分の胸を見ると、開いているように見えるんですよ。ねえ。でもこの姿勢をとると、肩がが後ろに引っ張られすぎて上腕の筋肉が妙に固まって、横隔膜は開かないし、首は張るし、外からよ~く見ると、上半身が下半身の真上にありません。この姿勢からなる体の不都合は、首、肩、腰、膝などの関節・筋肉痛。肝臓と腎臓の働きが悪くてなる症状。消化器系、呼吸器系の病気・・・現代病のほとんどがここに入ると思います。勿論他の要素との係わり合いで、症状の出方が違うだけで、原因は同じです。GAPSの大元の原因も、ここにあります。
病気っとはっきりレッテルが貼られてしまうなら、それで気が楽になる人もいるかもしれません。でも、病気以前に、疲れやすい、朝起きれない、やる気がでない、社交的でない、イライラする、キレル・・・・となると、周囲の人の反応は、180度異なります。
本題に戻って、「未来に行くのか、未来が来るのか」と言う問題ですが、では試しに今たっている所に、立っていてみて下さい。未来が来ましたか?勿論きましたよねえ?貴方が同じ所にただ立っているつもりでも時間は流れていってしまうわけですから。
何処にいて何をしていようとも、未来は必然的に貴方の所へやってきます。そして貴方が何も学ばなければ、ただ通り過ぎて行ってしまいます。ただ人間は地球においては物質、つまり時間とともに風化する存在なので、自分で気がついていなくても、貴方は常に変化していくわけです。
つまり特にいつもと違った事が起こらなくても、貴方は常に何かを経験しているのです。何を経験しているのか・・・勿論自分の変化を経験しています。その経験から、何を学んでいるのか、それを解釈し記録しているのが私たちの脳みそなのです。
人生には、3つの軸があります。
1.時間軸、2.場所の軸、3.そして自分の軸です。
この3番目の自分軸が、現在から未来へどう自分を変化させていくかに、一番大切なのですが、この自分軸を姿勢と言うのです。この姿勢は、肉体、心理、魂の三つのバランスを示します。時間軸と場所の軸は、貴方無しでも自然と正しい位置(アライメントという)に合う様に、出来ています。問題は、皆さんがこの2つの軸の交差点に、自分軸を合わせるかなのです。
(続く)