さっそく、GAPS™プラクティショナーの仕事として、日本のGAPS™用買い物状況をインターネットで調べてみました。が、いや~これはちょっと大変ですねえ。有機や自然の野菜宅配サイトは沢山あるけれど、良質な動物性蛋白質を如何にして手に入れるかが、至難の業だと想像はしていましたけど、やっぱり・・・・と言った感じでした。GAPS™の決め手は、何と言っても動物性蛋白質ですから。
日本で流行りのマクロビ・ヴェジタリアン(菜食)は浄化目的、GAPS™は壊れた細胞と機能の再生回復が主要目的で、用途が違います。しかも、GAPS™の場合、日本のご飯の基本である、穀類、豆類、芋類は、一切駄目。
例えば、癌には菜食や断食が適していますが、GAPS™は食物繊維が毒になります。
そして、ここが知っておきたい、でもあまり知られていない重要ポイントですが、癌であっても、癌自体が消滅した後は、勿論ケース・バイ・ケースですが、徐々に動物性蛋白質を入れていかないと、体が陰性に傾きすぎて体力が落ち、かえって癌が再発し易くなったりします。と、これらの事に関しては、詳しく順番に別ブログで御説明します。
取り合えず、この宅配サイト・リストをポストしておきますね。
まあ、実際にここへ行って確認したわけではないし、アメリカに住むわたしには試して見るというのもちょっと難しいんですが、マーケティングの罠にはまらないように、如何に安全な食物を購入するか、御紹介します。
でも、良質の食材はお値段が高くて、自然治療フレンドリーな環境が、残念ながら日本にはまだ充分に育っていないようです。GAPS™ (自閉症、アトピー、多動症、其の他の発達障害、学習障害、鬱病、免疫不全系の病気- 糖尿病、癌など)の子供達が、ドンドン増えている今、これはお家の一大事なんですけどねえ。もう少し、日本の政治、経済をリードする人達が、金儲け主義を止めて日本国民全体、特に子供達の安全で健康な生活を支えるように考えるべきですよねえ。結果的には、自分の子孫の未来なんだから。自分の孫が自閉症とかになったら、どうするんでしょう?
誰だったけ、経済界のトップのおじさんで、「日本は農業を止めて、完全工業国になると良い。」みたいな事言った人は?
マーケティングというのは、言葉の技なのでいかにも良さそうに解説されています。売る方は、金儲けのために魂を悪魔に売って、言葉巧みに消費者を騙すわけです。そして、この甘い言葉に騙されて現代人は身も心もボロボロになりながら、結果的に自分の子供達を犠牲にしてここまで来てしまったわけです。
それを知った皆さんは、今後どうご自分の人生を改善していくのでしょう?
賢い消費者として、「自分を守るのは自分」である事を再確認してください。
自分を教育する事!それには、体感と感性を磨き、体と心の声を聞く事です。
勿論、最終的なチョイスは、それぞれの皆さんの自由ですけどね。
以下の宅配サーヴィスに関しては、ご自分で電話をするとか、メールをするとかして、それぞれのオーガニゼーションに、サイトに記載されている情報が今でも正しい物かどうか、ご自身で御確認くださいね。ニューヨークでも同様ですが、今まで良かったプロダクトやサーヴィスの質が、突然落ちていたりします。
放牧鶏卵
http://www.kurofuji.com/oraganichistory/organicfeedhistory.html
ここの飼育は、「森の美味しい空気を存分に吸って成長した鶏は、健康そのもの。
いい卵はそんな元気な鶏から生まれます。
更にここでは、充分な量の牧草を育て、好きなだけ食べさせています。
もちろん一切農薬を使わずに育てた、安全な牧草です。」とあります。また写真も、鶏が緑の草に囲まれています。なかなか良さそうです。
http://www.manabiya.co.jp/ftp/kurofuji/original1.html
「この卵は、3年間無農薬・無化学肥料で有機栽培された飼料を与えていること、飼育方法が細かな基準を満たしていること、環境が有機と認められることなどなど厳しい審査をクリアし、有機畜産のJASによって「リアルオーガニック卵」に認定された。」とあり、やはり緑色の草の上を鶏が散歩している写真が掲載さ入れています。「3年間無農薬・無化学肥料で、有機栽培」? 農薬や化学肥料が3年前までは使われていた土地で出来た飼料という事ですよねえ。残留濃度とか、ちゃんと調べているんですかねえ?確かアメリカは5年以上が規定だったと思いますが、日本は3年でOkという事ですか? 大体JASのお役人が、ちゃんとした知識を持っているのかなあ? アメリカのUSDAのお役人なんて、何にも専門的知識がないのは、バレバレですよ。狭い鳥かごでぎゅうぎゅう詰めで、ホルモンとかアンティビオティックの入った飼料を与えられていないだけマシって事ですか?しかも、買うのにバームクーヘンと一緒に買わなければならないのでしょうか? GAPS でなくても、砂糖と小麦粉は健康的とは言えません。GAPS™ の方には、厳禁ですよ!
http://www.takeinouen.com/tamago/index.html
「トウモロコシを中心とした自然配合飼料に、当農園の野菜をたっぷり与えているので、日々健康に走り回っています。」この記述が、とっても気に入らないのですが。「自然配合飼料」って、実際に何が入っているのでしょう?しかも写真を見ると、鶏のいる場所には緑の草がはえていません。それに鶏は、雑食でミミズとかの昆虫も食べるし、青い草も食べると言うのが本来の姿です。私には、ちょっと信用できない臭いがします。まあ、他にベターなのが見つからなければ、狭い鶏小屋でホルモンやアンティバイオティックのはいった餌を食べている鶏よりはマシかな?
http://www.super-organic.jp/SHOP/SOF-1.html
「エサは、オーガニック原料、または国内産の遺伝子組替えでない原料を選んだ自家製のものを使用しています。」とあります。やっぱり自然じゃあないんですね。
放牧鳥
http://www.morinotori.com/item/m006/
この放牧鳥の会社ですが、たった今このサイトを教えてくださったクライアントから、お勧めできないとメールがありました。残念ですが、リストから外します。また、別の会社の情報が入り次第、御報告いたします。
放牧牛肉
ここは、2種類のお肉を育てているんですね。そして、その2種類の違いを、明確にしています。
『放牧牛肉』は子牛の時からお肉になるまで粗飼料(草)のみで飼育した牛です。雪が降らない4月~12月上旬まで山の上で放牧ししています。子牛は生まれて4年ほどで牛肉になります。放牧牛肉の生産はリスクが高く、現在は「夢」と「元気」という名前の2頭の去勢牛で試験的に生産しています。 (写真は『夢』)
『放牧敬産牛肉』は放牧牛肉のように生まれてから放牧や国内飼料のみで育ててはいません。一般の牛と同じように輸入飼料も食べ、牛舎で3~10年母牛として活躍してきた母牛(経産牛)です。このお母さん牛をお肉にする直前(6~8ヶ月間)穀物飼料で仕上げるのではなく、放牧のみで仕上げた牛肉を放牧敬産牛肉といいます。 (母牛として活躍していた時期も夏場は放牧しています。)
とあり、とっても信用できるプロダクトですね。超気に入った!
http://blog.omi-gyu.com/article/57243091.html
ここは、完全な放牧ではないようです。「飼料紹介」と言うページに行って、ご自分で確認してください。
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201302/023928.html
これは、山口県の面白い企画についての報告です。
「放牧牛肉の試験販売を実施し、消費者ニーズを把握」とありました。
放牧豚
http://www.radishbo-ya.co.jp/item/genkikun/popular05.html
「食卓と自然を結ぶ元気なお肉」という、放牧状況についての記述を、読まれると良いでしょう。
http://yamagata-np.jp/news/201210/18/kj_2012101800527.php
これは山形新聞の放牧豚の記事。
低温殺菌、無添加、無調整牛乳
http://www.hokkaidou.co.jp/koma/teion.htm
ここ、良さそうですよ。このヨーグルトとかも、蜂蜜とかのスウィートナーが入ってない方が良いんですけどねえ。惜しいですねえ。まあ、GAPS™の方は24時間以上醗酵のヨーグルトで無ければ駄目なので、ヨーグルトは自家製しかないです。また、GAPS™の症状によっては、乳製品を召し上がれるようになるまでに長い期間かかる方もいらっしゃいますし、一生召し上がれない方もいらっしゃいます。アメリカでも、市販の24時間以上醗酵ヨーグルトは、なかなか手に入りませんし。でも、牛乳はいい感じです。
http://www.slow-ichiba.co.jp/item/YM001/
ここねえ、良さそうなんですけど、ノンホモかどうか確認してください。
ノンホモ、無添加、低温殺菌が日本で手に入る最高品質のようです。生乳は買えないそうです。本当に? 信じられないですねえ、アメリカより状況が悪いなんて。まあ、ニューヨークやニュージャージーでも変えないんだから、仕方がないか。
ここは、ちょっと便利かな?でも、一つ一つの商品を、良く観察して怪しいと思ったら、質問してみると良いでしょう。 http://www.lohas-station.net/index.htm
嘘の多い世なのかですからねえ、疑う=興味を持つのは悪い事ではないですよ。ただ、きちんと真実を確認して、納得して買う事が大切だと私は思います。