エネルギー/物質(matter)ならぬ、愛/エゴですが、
何故人間がエゴに傾くかというと、簡単に言って不安だからです。
何が不安なのかと言うと、愛されているかどうか不安なのです。
誰に愛されているか不安なのかと言うと、大抵は御両親にです。
この御両親に愛されているかどうか不安な自己は、不安な限り大人にはなれません。それをインナー・チャイルドとか、アダルト・チルドレンというわけです。
そしてこのインナー・チャイルド、つまり小さい頃に満たされなかった心=傷ついた心=トラウマが、「愛のコミュニケーション」を阻む原因なのです。
そうは言っても、この愛に対する不信感が発生するのは、愛のコミュニケーションが正しく行われないためであり・・・・・となると、エゴの元は愛であり、愛の元はエゴという複雑怪奇な状況が存在する事になります。
しかもこれ、チキンが先か卵が先かみたいな関係に随分長い間はまっちゃているみたいなので、ちょっとやそっとでは解決しそうにありませんよねえ。
はあ、困っちゃいましたねえ・・・・・・。
しかも御両親との愛のミス・コミュニケーションで、できたインナー・チャイルドちゃんの層が厚いと、自分を愛する事が出来ない=自信がないという状態になります。
自信がない、つまり心力(心の豊かさ)がない人の中には、そのぶん体に力を余計につけちゃうんですねえ。それがいわゆる必要もないのにムキムキ・マンになっちゃう人です。例えば、どこかのカリフォルニアのガバナーみたいな。彼は金銭的には、沢山儲けているという意味での成功者ですが、愛のコミュニケーションにおいては失敗してますよね。(勿論、運動などで自然につく場合は別ですよ。)
筋肉というのは、全身均等についているのが良いわけですが、上腕と上半身の筋肉だけモリモリで、下半身の筋肉がそれに対してみすぼらしいというのは駄目なんですよ。あれじゃあグラウンディングしていないのは、誰の目から見ても明らかだと思いますが。コレ男性に多く見られるパターンですね。
女性はというと、やはり骨盤の形の違いと女性器やホルモンなどのためであるとも思われますが、その反対に下半身デブになりやすいわけですが、これでもお知りが重くて行動力がないタイプで駄目ね。
ムキムキ・マンの反対で、全く自分の肉体は無視のテロテロ・マンもいっぱいいますけどね。この方達は、筋肉がテロテロなんです。筋肉が動きを支えてくれないので、立っても歩いても姿勢が悪いですね。必ずしも、太っているわけでは在りません。
まあ、どちらにしても姿勢から見るとへッピリ腰という事になります。へッピリ腰というのは、臆病者の姿勢です。まあ、皆多少なりともどうせ臆病者ですが、自分のやりたい事が出来なくてイライラしちゃうほどヘッピリだと、肝臓腎臓の機能が衰え易く体毒が溜まり易いという事になりますので、健康的にも良くありません。勿論肺と心臓も、この姿勢ではポンプ出来ないので、血液は酸性になりやすいわけです。首、肩、腰、膝などの筋肉、及び関節痛にもなりますね。
これが愛を素直に表現出来ない人=エゴに傾きすぎている人が、歳を経るごとに不健康になっていくメカニズムです。
(続く)