エゴも愛である。
エゴと愛は、物体の存在する地球では陰と陽の関係にあるのだ。つまり表裏一体。エゴがなければ愛は存在せず、愛がなければエゴは存在しない。善と悪、平和と戦争、光と影、入り口と出口、男と女・・・・・全て同じ事である。
この「エゴも愛」、もしかして「エゴ=愛」だと気がついた時、私だって本当かなあ?と疑った。でも、どう考えてもそうとしか思えない。
だから、スピリチュアルを目指してエゴをすっきり浄化してしまおうと努力する人達が、現実主義の私にはどうしても不自然に思えてしまうのだ。
力学を考えれば、理解しやすい。全ての地球上の存在はEnergy(エネルギー)/Matter (物質)である。
超簡単に言えば、固体、液体、気体、それにプラズマとエネルギーの状態が4つの形態に変化するという事である。だからといって、完璧にそれぞれには分かれない。(確かピュア・クリスタルはEntropy ゼロ。つまりエネルギーを他から受けない限り、それ自体は、変化しない。)
人間は、この4つがミックスした状態である。もし、どちらにしても人間が愛であるなら、固体でも、プラズマでも、愛と言うエネルギーに変わりはない。例えば、氷が水で水が蒸気で・・・・形は変わっても結局同じ物なわけです。つまりエネルギーの表現の違いなのである。例えば緊張している人は固体より、リラックスした人はプラズマよりという事になる。緊張=不安=エゴなので、エゴが強くなればなるほど私たちの体は、固体よりになり、この状態を体が固いとか動きが固いとかと言った表現で呼ぶわけだ。
しかしながら人間と言う存在の基本が愛であるなら、緊張していようがリラックスしていようが、愛は愛という事である。エゴが厚くても薄くても、愛は愛である。
ああ、そうすると何故「無条件の愛」という考え方が大切なのか、ちょっと解ってきますよねえ?
怒っていても、意地悪でも、悲しくても、優しくても、全ての人間の行動と表現は愛であるという事です。
(続く)