皆さんが人生に悩むのは、駄目な自分が自分の中にいるからですよねえ?常に大丈夫な自分なら、悩む必要ないわけですから。
しかしながら、この悩み方が正しくない。
悩むなら、悩んでいる自分をよ~く観察しなきゃあ。でも悩んでいる自分に出くわすと「大丈夫、大丈夫・・・。」と大丈夫な振りをするんですよねえ。これって、悩んでいる自分を否定している事になってしまいますよねえ。駄目な自分を否定する。・・・つまり自分を否定する。
勿論仕事中とか、人が集まるような所で、堂々と悩んでいる自分を出すわけにはいきませんよ。
でも、悩んでいる自分を罰するのは無意味ならぬ、身体に、健康に害になりますから。
悩んでいる自分を抑えつけたり、認めなかったり、無視したりするのって、すごい体力の無駄なんですねえ。 コレを始終やっていると、人間疲れて老化が進んじゃうんです。
全然全く駄目な部分の無い人間なんて、この世の中にいるんでしょうか?・・・・・・いませんよ。 ねえ、みんな駄目な所と大丈夫な所と両方持っている。 当たり前でしょう?
私のポーランド人のお客さんが、ニューヨークでは真の友達を作るのが難しい。「真の意味での友達と言うのは、困った事があったら相談できる、助け合える友達を言うのだ。端にみんないつも幸せみたいなふりをして、ただご飯を一緒に食べるのが友達じゃあない。」と言っていました。
あれっ?何を言おうと思ったんだったかしら・・・・・?
ああ、そうそう・・・、怒ったり、悲しんだり、不安になったり、一般的にネガティヴとよばれる心の状態に陥ると、瞬時にそれを正そうとする人が沢山います。いわゆるポジティブとよばれる状態、つまり楽しそう、幸せそう・・・・というヤツです。
でもね面白いのは、私が学んだ東洋医学の哲学では、
怒り、哀しみ、悲しみ、心配、不安、驚き、喜びは、「7つの感情」と呼ばれ、7つともイコールなんですねえ。どっちにしても人間は、この7つの感情を学ぶように人生が出来ているんです。 怒りVS喜びですが、どちらが良くて、どちらが悪いという事はないんです。
っで、何がいけないかと言いますと、エクセス・・・つまり過度な怒り、過度な悲しみ、・・・・この「過度」がいけないんです。
「過度」な喜びもいけません。
なかなか面白いでしょ?
(続く)