私の意識内では、神様に何かをお願いする時、あるいはお話したい時、自分の内側深くに意識を向けると言うのが習慣ですが、特に西洋の人達は上、つまリ天を仰いでお願いしてますね。
でも、神様の声を聞くには自分の魂を通してコミュニケートしなければならないので、自分の外側に意識を向けても駄目なんです。自分の心奥深くを感じるようにするのが、まあ言って見ればコツです。
そして心身がバランス良く融合して、一つになっている時が一番良く聞こえるわけです。この心身が一つに感じる練習をセンターリングと言い、そうなっている状態をセンタリングされていると呼ぶわけです。
人間と言う存在は、心と身体があるから人間なので、幽霊みたい身体と関係なくフワフワしていたのでは、意味がありません。
メディテーションをする時も、頭の上ばかりに意識が行っている人が沢山いますが、それでは駄目なんですねえ。自分の身体に意識を向け、全ての固さを一旦受容れたら何故固まっているのか、自分に問うようにします。すると、身体は考え直さなければいけない、自分の内側奥深いくくっついている、真っ黒いエゴ(これが腹黒くなる原因)を一つ一つ見せてくれます。
その身体の声をしっかり聞いて、この自分の中の真っ黒いエゴたちと向き合い、話を聞くのです。つまり自分の身体の声を聞くのです。それ以上に何もする必要はありません。そうしていく内に、段々その真っ黒いエゴたちが消えて行くのです。自分が少しでも、変化すると身体が軽くなり、それと同時に立った時に床をしっかり感じるようになっているので、解ります。
そうして自分の内側がクリーンアップされて行くうちに、神様の声が聞こえて来るのです。
(続く)