「やりたくない事は、やりたくない」という人がいます。
「やりたくない事」というのは何だか知っていますか?
苦手な事、不得意な事、やり難い事です。つまり「やりたくない事」をするための機能が、機能していない、つまり自分に心身に滞りがあるという事です。
っで、その「やりたくない事」をそのままにしていたのでは、今までとは何も変わらないという事になってしまいます。往々にして、その「やりたくない事」が一番皆さんに、今必要な事だったりします。でも「やりたくない事」が出来ない自分を認識する勇気がないという事です。
人生を向上したい、生活習慣を改善したい、健康になりたい、幸せになりたい等などと言った思いは、それまでのご自分のあり方、人生、生活習慣に何らかの不満足感がある所から発するわけですよねえ。
人生は、あるいはこの地球のおける全ての事象は、全て「原因と結果のルール」に従って成り立っています。一度作った原因から生まれた結果が、次に起こる事の原因となり、また似た様な結果を生み、と言った具合に私たちの人生はこの原因と結果の繰り返しで成り立っています。その一番最初の元になっている原因をやめなければ、結局悪循環に陥り、結果は一生同じという事になってしまいます。その元の原因を作っているのは、その人生を作り出している本人なのです。
ですから、「自分の人生、自分の責任」なんですねえ。
もし貴方の人生が不満足であるなら、その不満足という状態を作り出している原因を改善しなければ結果は変わりません。病気という状態は、このルールのとても解りやすい現象で、自分が病気の原因を作らない限り、病気にはならないという事です。
(勿論、自分一人で生きていかれないような小さなお子さんの場合は、やはりご両親の人生の一部として考えるのが打倒だと思います。つまりご両親の責任という事になります。)
病気になってしまたら、病気の原因を改善せずに結果である症状を薬や手術で抑えてしまうのが現代医学です。これでは原因をリセットした事にはなりません。
それまでの人生の築き方、悪い生活習慣を改めて病気の原因自体をリセットしなければ、癌の再発のようにまた同じ病気になるか、別の病気、しかしながら、どちらにしても病気という状態になるのです。
この悪い結果をもたらしている悪い原因を改めるには、今まで顔を背けて来た「やりたくない事」にチャレンジするしかありません。
「やりたくない事は、やりたくない」、だから自分の健康や人生に悪い状態を続けるというのは、自分の魂に対する我がままです。皆さんの魂が苦しんでいるのに、それを無視して勝手な事、つまり自分のネイチャーではない事を続けるというのは、我がままでしょう?
その我がままを続けた結果、最終的に損をするのは他の誰でもない本人です。
「健全な身体に、健全な魂宿る」あるいは「健全な精神が、健全な身体を作る」と言った考えは大昔から言われている事です。
初めから何時でも健全な人は、かなり珍しいと思います。ですが、ご自分が健全でない場合、何故?何処に?健全に到達していない自分という結果の原因があるのかに目を向け、その原因追及と改善に全力を注ぐべきだと私は思います。
かく言う私も勿論完全に健全などという事はありません。今までいろいろ手を変え品を変えして、ここまでたどり着いたわけです。そして未来に向かって、今まで以上に健康で幸せな人生をを求めて、さらに努力を続けていくわけです。
「やりたくない事」にチャレンジし、其処から何かを得た時の自分の成長を感じ、さらに未来への道が開けていく自分を見るのは、とても楽しい事です。また、自分の人間としての成長が、ビジネスや生活レベルの豊かさと調和していくなら、それはさらに高いレベルの満足感を与えてくれる物なのです。
自分の成長に必要な何かを知りながら、それにチャレンジする事を拒み続けるなら、人間としての成長は止まったままです。