先日書いた、「食べられない物は、顔につけない」のブログの中で、「私は1本の歯ブラシで磨いた後、別の歯ブラシでもう一度歯を磨きます。歯茎のマッサージまで出来る歯ブラシ、小回りの利く小さい歯ブラシ・・・・・・。こうすると磨き残しが出来にくいんですよ。」と書きました。
私の尊敬する西原克成先生(口腔外科+私が愛する沢山の本の著者)の著書の一つに「歯はヒトの魂である」と言うのがあります。
歯というのは人間の健康のバロメーターであり、私達の健康と若さ、そして美貌を支える大切な要素なんです。
歯茎の弾力性は心臓のポンプの弾力性(強さ)と比例しますし、歯並び(歯のアラインメント)は左右両足のそれぞれ32の関節(両方で64)と背骨32の関節のアラインメントと比例します。
エジプト時代の主な死因の一つは歯周病です。当時は歯を磨く事の重要さに、気がつかなかったんでしょうか?歯茎の周りに繁殖した悪い菌が血管を通って体内に侵入します。顔や首の辺りには沢山のリンパ線やリンパ球が分布していますから、そこから全身に毒が回りやすいんです。またこういったばい菌がほぼ直接的にリンパシステムに入り込む事で、免疫力を弱めてしまうんですねえ。
また、不自然なコスメティックな歯の治療はお勧めできません。あの無理にワイヤーをかけてする歯の矯正やインプラントなどは、心身のバランスを曲げてしまいます。
顎関節症を治しにいらっっしゃるクライアントの歯と顎のレントゲンを、良く見せてもらいますが、一本ならぬ何本ものインプラントの入った顎の写真は、ロボットのようです。もし貴方がまだインプランとをされた事がないのなら、是非今からでも歯のお手入れをきっちりして、ご自分の自然の歯を永久保存しましょう。すでにインプラントが入ってしまっている方も、これ以上増えないように心がけましょう。インプラントは、真の自分=魂との交信を妨げてしまいます。
歯のお手入れですが、先ず歯磨き粉を使うのは止めましょう。歯茎を傷めてしまいます。
私は昔、歯の過敏症になった事があります。その時はこういった事を知りませんでしたから、当然歯医者さんに行ったわけです。っで歯医者はまだ30代後半くらいの私の歯茎が老化して後退し、歯の根元の敏感な部分が外に出ているから・・・・・・と言った事を言ったわけです。
30代で老化?とんでもない。失礼な!と憤慨した私はいろいろ調べました。それで突き止めたのは、歯磨き粉。歯磨き粉をつけないでいると、過敏症が治り、歯磨き粉をつけると過敏症が戻ってくるという事実。
その直ぐ後に、あるホーリスティックな歯医者さんと知り合いになり、その話をした所、彼も私の意見にに同意してくれたんですねえ。彼も、自分の患者さんには、歯磨き粉をつけないように指導するそうです。驚いてしまいました。なんて正直者の歯医者さんなんでしょう?
それから、当然「良く磨く」という事が、基本中の基本ですが、良く磨くというのはどういう事かという事です。 初めに御紹介した西原先生によれば、普通の歯磨きでは最高65%のばい菌しか落ちないそうです。そこでどうすすかですが、普通にブラシで磨いた後、ガーゼで歯と歯茎を隅々まで拭くと99%くらいまで綺麗なるそうです。つまりどんなに磨いてもばい菌0にはならいないという事ですね。という事は、やっぱりショッチュウ磨いて残りの1%以上のばい菌がそれ以上に広がらないようにするのが大切という事です。
ちなみに、歯というのは2層になっていて中は象牙質、そとはエナメル質といった構造になっています。 象牙質は黄色っぽい色をしていてエナメル質は白なんです。アメリカでは、白い歯が良い事になっていて、皆さんホワイトニングに躍起になっていますが、このホワイトニングのテクニックや薬は、この外側のエナメル質を傷めてしまいます。ですからお勧めできません。
それから、もし虫歯がエナメル質だけで中の象牙質まで行っていなければ、自分で再生できます。つまり治せます。歯医者にいって、削ったり埋めたりしてはいけません。
歯のお手入れ方法:
1.歯磨き粉を止める。
2.毎朝晩、1度歯と歯茎を磨いた後、小回りの利く歯ブラシでもう一度丁寧に磨く。
3.2,3日に1度、歯ブラシで磨いた後、ガーゼで磨く。もしエナメル質上に虫歯(黒い影)がある人は、虫歯がなくなるまでガーゼで朝晩磨く。
4.1ヶ月に一度、ベーキングソーダ(重曹)で磨く。エナメル質の虫歯が酷い人は、3日に一度、虫歯がなくなるまで。やりすぎると、かえって歯を傷めるので、要注意。
5.姿勢を正し、全身の循環を促す事で歯や歯茎の再生力を活性化する。この場合、姿勢を改善するには、内臓を含む身体機能を回復する事。お腹を固めるようなエクササイズは、逆効果。