(続き)
先ず、初めのセンテンス(文章):
” It’s the reunion of the separated duad. Originally you were one. Now you are two in the world, but the recognition of the spiritual identity is what marriage is.”
「結婚とは、二つに分かれてしまっていた魂たちの再会である。元々二人は、一つだった。この世界では二つに見えるが、二人が一つの魂であるという認識が結婚なのだ。」
皆さんは、地球がどのように作られたか御存知ですか?確かビッグヴァンが起こって、宇宙の埃や塵が重力に引っ張られて集結して固まりになって、地球の回転による遠心力と求心力のインターアクションで起こったエネルギーによって、地球の表面が隆起して、爆発の時の熱によって作られた蒸気が水になって海になった……………んだったかな?
まあ大雑把ですが、こんな感じです。
この時集まってきた埃と塵が、私たちの地球上での物体としての最初の過去生です。
それで、私たちの魂と言う名のエネルギーは、埃や塵として地球に到着するまでに、前出の遠心力と求心力の間で攪拌されている内に、それぞれ男性エネルギーと女性エネルギーの二つに分離されてしまうんです。そして分離したエネルギーは、地球上に存在する多くのエネルギーが物体化していく中で、男と女になるんです。まあその当時は、まだ雄と雌ですけどね。
この遠心力と求心力、男と女、精子と卵子の関係については、私の舞踏の大恩師、故大野一雄先生も、ここに何か人間の生命のヒントがあるというような事を、良くおっしゃっていました。余計な話ですが、彼の踊りは本当に宇宙的でしたよね。彼は御自分の生命のルーツを、体感として認識していた方です。
何万光年もの地球への旅をし、到着寸前で二つに離別してしまった自分の片割れとの再会が、結婚なんです。
離別していた二つの自分が再会したのは良いけれど、そこからが新たな試練のはじまりなんですね。何と言っても長〜い間離れていたわけですから、すっかりそれぞれ異なった物体的存在になってしまっている。その二つの異なる自分が、実は一つである事を理解し、許し、受け入れる事が出来るようになるのには時間も努力も必要なわけです。その時間と努力によって、二つの自分が一つになっていく作業=真の愛を習得するための修行が、結婚生活なわけですね。
(続く)