ヒーラーの鉄則 その2

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ヒーラーと呼ばれる職業には、マッサージ師を初め、いろいろなタイプのボディ・ワークから、サイコロジスト、カウンセラー、催眠療法士、医者も入るかも?、霊気、エネルギー・ヒーラー、サイキック・リーダー、オーラ・リーダー、直感、内観療法士まで、ありとあらゆるスタイルまたは職業名で考えられます。

私を良く御存知の皆さんは私をヒーラーと呼ぶわけですが、私は自分をヒーラーと言うカテゴリーに入れるかどうか未だに迷っている所があります。皆さんがヒーラーと言う言葉を私に使うのは、他に呼びようがないからです。

今までの既存のヒーラー達は、肉体のヒーラー、心理のヒーラー、魂のヒーラー(サイキック・リーダー、オーラ・リーダー、エネルギー・ヒーラーなど)と、分野が大体分かれていて、三つの調和をみるヒーラーは、あまり知られていないという事があると思います。

私も初めは、肉体は肉体、感情は心理、霊的なエネルギーはエネルギーと分けて学びました。そして一つ一つにフォーカスを当てているうちは、何で私はどれか一つに絞れないのだろうと悩んだ時期がありました。それで、この分科しているヒーリングに気がついたんです。現代医学と似ています。胃は胃専門の医者、心臓は心臓専門の医者、骨格筋はそれ専門の医者みたいに分野が分かれている。でも、この分科しすぎてそれぞれの人間のメカニズムの関り方やバランスを見れるというか理解しているお医者があまりいらっしゃらない。

実際、クライアントさんたちの多くが、「このドクターと、あのドクターと、そっちのドクターと、・・・・、でも誰も治せない。」、あるいは「こういうヒーリングと、ああいうヒーリングと、そういうヒーリングと・・・・行ったけれど良くならない。」という事で、「最後の頼み」みたいに思われて、私の所へいらっしゃるんですねえ。

つまり、このヒーリングと呼ばれる分野も分科して専門的になりすぎてしまっているんですねえ。

それで、体と心と魂を一つに見れるヒーラーが必要になる時代が来るんだっという事に気がつきました。気がついても、納得するには長い時間かかりましたねえ。でも、今はそのヴィジョンを信じて良かったなあと思います。

Makiko Methodはねえ、この三つを統合した「一人の人間という存在」を視て、そのバランスを整えるメソッドなんです。この三つが一つになった存在のコンセプトが姿勢なんです。

姿勢は物体であり、エネルギーです。例えばその人が醸し出す雰囲気は、物体ではなくエネルギーですからねえ。

体が不健康であれば、心は幸せではないですよ。心が幸せでなければ、体の中にはすでに東洋医学で言う所の滞りが起こり、貴方がが気づいていようがいまいが関係なく、体の健康状態に影響が出てくる。貴方の魂が不満足であれば、当然心理的にも肉体的にも元気と言うわけにはいかないです。

この最後の「魂が不満足」と言う意味ですが、目に見えない物を信じない人は、別に無理に信じる必要はないですが、そういう方のためにあえて解りやすい例をあげると、「子供の頃音楽が好きで、ピアノで音楽大学に入りたかったのに、御両親の反対にあって弁護士の道を進んだけど、未だに何となく人生に満足できない」とか、「まだ小さい頃に御両親を亡くされて、その時への想いが未だに心に重く影響している」とかと言った事です。

そういったその人の存在の全てが、姿勢に現われているんです。

これからのヒーラーは、フワフワの非現実的な天使系では務まりません。つまり充分機能しません。

食物による汚染、環境汚染、過度のデジタル文明に、人間の肉体の機能が侵されてしまっていて、心を入れ替えようにもその器である体がボロボロでは、ちょっと難しいです。またその逆もありで、心を清く保とうにも、体の汚染を止めなければ結果的に心は貧しくなっていってしまいます。どちらにしてもそんな状態で、せっかく持っている能力をフルに発揮するのは難しいですから、思ったように人生が進まないという事になって、結局魂は不満足という、悪循環に’陥るんです。

これが最近の典型的な、「人生に不満足」「心身の不健康状態」などを招く因果関係なんです。

という事は、例えば心とか一箇所だけ癒すと言うのは出来ないわけです。つまりこれからのヒーラー達は、この三つのバランスの崩れが何処からどうなっているのか観察出来る事が、先ず必須う条件になってくると私は思います。

それには、ヒーラー(河合先生のお言葉の中では、治療者。)の足が地に着いているかどうかは、需要ポイントになってきます。

足が地に着いているかどうかは、自分のヒーリングが出来ているか、という事です。心の中に、見たくない問題を抱えたまま、足は地につかないです。

「ヒーラーの鉄則 その1」に引用させて頂いた河合先生の言葉に中に、「・・・・・クライエントにとっては、治療者が苦しみから逃げ出そうとしている自分を助けるのではなく、むしろ苦しみに向かうよう強制しているのではないか、と感じられる事さえある。・・・・・」と言う件(くだり)がありますが、この苦しみに、つまりクライアントの心の中の問題に意識を向けるようにガイド出来るようになるには、自分がそれをき経験し、さらにその経験から起こる感情を体験し、許し、さらにそういった体験をした自分を無条件に愛すると言う練習をして来ていないと、難しいでしょう。

問題に意識を向けた後、ドラマのように見たりしただけでは駄目なんですねえ、体感として全身でその時の事を思い出し、その体験=体感から学ぶべき事を見出す所までやらないと、終わりではないんです。美化された悲劇のストーリーを見てワンワン自分のために泣く、くらいの所までは結構いろいろなメソッドでも行かれます。でも、そこで終わっちゃたら駄目なんです。もう一押ししないと。ニキビの表面の膿だけ出して、芯の部分を残してしまうような感じになっちゃうんです。そうすると残った芯の部分が、また何時か化膿し始めるですよ。

この最後のディグ(掘り?)が体力的精神力的に、ちょとした試練なんです。これがプロのヒーラーの能力開発の第一歩でしょう。

こういったヒーラー達の自分の問題への知識、認識、経験の深さが、クライアントを何処までガイド出来るかといった力に比例してくると思います。

ヒーラーは自分に出来た所までしか、クライアントをガイドする事は出来ません。

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。