人生を上向きにする、基本動作と姿勢 その3.

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(その2.からの続きです。)

御相談2.妊娠4ヶ月目なのに、お腹の中に赤ちゃんの存在を感じない。20代後半、日本人女性、主婦。

立ち方を見ると、足先が左右ともに外へ向き、骨盤が後ろに倒れて背骨にあるべき3つのカーブがありません。一見、背骨は真っ直ぐに見えますが、背骨には3つのゆるいカーブがバランス良くあって初めて正しいアライメントですので、これはいわゆる猫背です。

つまり、上半身(横隔膜より上)と下半身(横隔膜より下)のエネルギーが一本化されていません。これでは下半身にある子宮の中で起こっている事、この場合赤ちゃんの成長は、彼女の脳へ上手く伝えられません。

歩いてもらうと、背骨は全く回転せず、外股で体が前に進みません。左右に振るような、ペンギンみたいな歩き方になっています。

骨盤の位置を正し、頚椎、胸椎、腰椎と骨盤の回転機能をそれぞれ回復し、尻尾から頭の先までの脊柱を通したリレーションシップを改善しました。

全体の機能をベストな状態に戻すには時間がかかりますが、1回目のセッションから赤ちゃんの存在が感じられるようになりました。

お母さんとして自分の内側に育っていく赤ちゃんの存在が感じられないと、その後出産まで自然に起こるはずの心身の出産準備(ホルモンの分泌、乳腺の発達、羊水中の質と味などを整える事、赤ちゃん自信の発達など)が充分に出来ません。お母さんの脳が、赤ちゃんの成長を上手く感知できないのです。それでは、お産自体も大変になってしまいます。

また、生まれた後、赤ちゃんがミルクを飲まない、母乳が充分に出ないなどのラクテーションの問題に繋がっていく可能性大なのです。

お母さんの姿勢が、出産前後とその後の赤ちゃんの成長過程から、大人になってからの人生にまで、影響してしまうのです。

人間の全ての内臓の働きは、ある種の動きによってホルモンや其の他のジュースを分泌する事で、その役割を果たします。もし貴方の姿勢が崩れていれば、骨格筋や関節だけでなく、内臓にも余計な負担がかかって自由に動けないので、その役割を充分果たせないという事になります。勿論、心理的にもイライラや不安の原因になったりします。

最悪の場合は、自分の赤ちゃんと上手にコミュニケート出来ないフラストレーションから、育児放棄や幼児虐待にまで、発展してしまう事もあります。

母体としてのお母さんの心身になんらかのストレスがかかっていれば、それは胎児にとっても直接的に同様のストレスになります。

一番良いのは、お母さんになる前に心身のアライメントを出来るだけ整えて、余計なストレスの原因を極力減らしておく事です。また、それまでの人生において、何か心理的、感情的にも、気になる事、終わっていない事があるなら、出来るだけ解消しておく事をお勧めいたします。

(また、続く)

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。