でも、最近は自分のエゴにエゴ=恐怖感を感じている若い方が増えていると思います。30前後で、すでに固まってしまっています。
それはねえ、この方たちのせいじゃあないですよ。
エゴを経験して学ぶ場を与えない社会全体の風潮に責任があると言えば、言えない事もないかなあ? でも、その社会を作っているのは、自分たちですからねえ。とこうなると、チキンが先か、エッグが先かみたいな事になってしまいますが。
今の社会は、
- ミスを許さない
- 全てが正しくなければいけない
- ボタンを押したら正しい答えが出るはずだと思っている
- 傷つけるのも傷つくのも、いけない
- 涙を見せるのはいけない
- 弱い人間はみたくない
- 感情的になるのはいけない
- いつもニコニコしているべき
- いつも勝たなければいけない
- ジャッジ(判断)してはいけない
他に何かあったかな? 英語で言うところの、Have to, Must, Should が多すぎます。
~でなきゃいけない事が多すぎて、自分であるという自由が許されないんです。
っで、皆どうするかというと、守りの体制が強くなってしまうわけです。しちゃいけない事だらけで雁字搦めになって、この社会のルールから逸脱するのが恐い=ミスが恐い人達になってしまうのです。
でも、人間の人生のネイチャーは7つの感情=7つのエゴ:
怒り、悲しみ、哀しみ、不安、心配、驚き、喜び(喜びも、東洋医学ではエゴなんです。)
を経験、体験する事から学び–>自分と他人の全てのエゴを許し–>全てを受け入れる無条件の愛を学ぶ事ですから、
この7つの感情を経験、学ぶ場がなければ、何時までたっても人間としての成長を遂げられないという事になってしまうわけです。
大人になっても、心の奥深くにインナーチャイルドを抱えて、アダルト・チルドレンになってしまう人が増えているのは、この社会の仕組み?風潮が、子供たちに感情を学ぶ場を与えていないどころか、阻止しているからだと私は思います。
そして、自分のミスを許せない人は、他人のミスも許せない大人に成長し、最後には自分の子のミスも許せない完璧主義の親になり、またその子供たちは縮こまった人間になっていくわけです。(あっコレって、ニートになる人達のパーターンじゃあないですか?)
ねえ?これでは何時までたっても、無条件の愛で地球が埋まる日は来ませんよ。
この最悪のサイクルから抜け出し、皆が幸せになれるための無条件の愛に近づくには、先ず一人一人が自分のエゴと向き合う勇気を持ち、自分を学ぶ時間と場を作る事が大切だと私は思います。