この前のブログに「可能性に懸ける」という事を書きましたけど、可能性に懸ける事が出来る能力がなければなかなか難しいかもしれませんね。
この可能性に懸ける能力というのは、つまり感性であります。
家の母によれば、成功するための秘訣は、
「感」、「運」、「縁」の三つだそうです。
この最初の「感」で、躓いていては可能性に懸けるどころか、先に進めません。
そこで感性の磨き方ですが、感性を磨くのに一番取っ付きやすい所は、五感でしょう。
それにはどうするか?
答えは簡単、「心身の健康を整える事」です。
感性のレベルまで繊細な意味での健康管理というのは、どういう事かというと、
身体の90%を構成する微生物たちの健康状態を整える事 となります。
ついて来ているかな?
感性がどのようなシステムを通って創られるかというと、
身体内外で起こる事象による刺激(体験)–> 細胞の伸縮による自律神経への刺激–>それによって起こるホルモンなどの化学物質の分泌+消化器官を中心とする五臓六腑の消化活動–>消化される事で生まれる化学物質が血管へ送られる–>脳への伝達–>身体感覚=感情の湧き起こり–>表現の選択 (何か抜けてる物があるかしら?) –>身体内外で起こる感覚(経験・体験)
みたいなコースを通って、ある体験がその人の感性から表現力になっていくんですよね。
私たちの人生に起こる経験。体験が、この流通産業みたいなシステムを通っていく間に、非常に重要な役割をしているのが、消化という大事な役目を司る微生物たちなんですねえ。
この微生物たちは、食物だけでなく、身体に入ってくるありとあらゆる全ての物を消化するだけでなく、腸壁を覆って余計な毒が血液中に進入しないよう私たちを守ってくれているのです。
この微生物たちの生態系が、崩れ腸壁を守る砦が崩れれば、あらゆる毒が血管を通って身体中に回ってしまいます。勿論脳まで到達し、神経系の情報伝達を担うニューロトランスミッターという化合物を狂わせたりするのです。私たち感覚機能は鈍り、自分の感じている事を表現するための能力が上手く働かない状態に陥ったりします。その極端な例が、多動症や自閉症なのです。
日TVプログラム60minute で、いかにSteve Jobs 氏の最後の功績であるiPadが、自閉症の子供たち、得に言葉で表現できない子供たちを救っているかというテーマを流していました。
自閉症の子供たちの内部では沢山の事を学び身に着けているのに、それを表現し生活に生かすための機能が壊れているためにコミュニケーションをとれず、フラストレーションをためているといった話が報道されました。
現代人の多くは、彼らのような自閉症や多動症、失語症まで行かなくても、感情を上手に表現出来ないでストレスをためている人、自分の能力を信じきれず前進できずに人生の途中で立ち止まったまま、フラストレーションを心の奥に押し込める事に必死になっている人たちが沢山います。よーく考えると、私も含めてほとんどの人間が、レベルの差こそあれ自閉症、多動症なのではないでしょうか?
自分を信じる感性=可能性に向かって進んでいける、能力と体力が血中に進入して来た、ばい菌、パラサイト、カビ、そこにあるべきではない金属や化学物質などで、ブロックされているのです。
何時からどのようにそういう事になったかについては、またこの次に書きます。此処では、今それを改善するのにどうしたら良いのかにフォーカスをしたいと思います。
それは、もう一度言いますが、
1.身体の90%を構成する微生物たちの健康状態を整える事
2.解毒を促す事
なのです。
具体的に先ず皆さんが御自分で始められる事として、
1.精製食品、食品添加物などの入った物、(お菓子、カレーやシチュウのルー、OOの素、瓶詰め、缶詰、冷凍食品など)を取らない。コンビニご飯を、止める。
2.なるべく、新鮮な本物の食料品を、調理して食べる。
3.必要もないのに、ヴィタミン剤やサプルメントを取らない。
4.発酵食品(自然の物、有機栽培物だけで出来た、糠づけ、梅干、沢庵などの漬物類、味噌、溜醤油。一番良いのはホームメイド。)を摂る。
5.ホームメイド・ヨーグルト、キーファーなど。(日本人は、ミルク蛋白を消化出来ないかもしれないので、パッチテストなどでチェックしてから、食べる。)
6.運動機能を回復し、姿勢を良くして、常に循環の良い身体作りをする。
7.お風呂に入ったり、軽い運動で汗を流し、解毒作用を促す。(エアコンの効いたジムで、汗をかくそばから冷やしてしまったのでは逆効果です。外を走ったり、歩いたりしてください。)
以上の方法をバランス良く普段の生活に取り入れる事で、生活自体が常に解毒をしながら微生物たちのバランスを整えるしくみに変化し、余計な事に無駄な時間やお金、努力をしなくても健康な状態を保てるようになります。
そして、自分の中の微生物たちの動き、コミュニケーションが活発になるのです。この微生物たちの生命力なしに、人間である私たちは自分を感じる事すら出来ないのです。何故なら、私たちの身体のほとんどが微生物たちだからです。
自分を充分に感じる事が出来なければ、未来への可能性に懸ける勇気を育てるのは難しいでしょう。色々な毒が身体を巡っていて、御自分の魂が感じる事に耳を傾ける事が出来なければ、未来への方向は定まりにくいでしょう。
感性を育てる事は、人生をより良きものにするには必須なのです。
私たちを危険から守り、本能に従って生きる能力を支えているのは、この微生物たちなのです。私たち人間も、胎児としてお母さんのお腹の中に宿って49日辺りまでは、この微生物たちのように、自分という存在とその行動が一つだったのです。
手足のない微生物たちは、純粋に本能に従って生きる生き物なのです。その微生物たちの生態系を自分の中に整える事が、感性を磨く初めの第一歩なのです。