今日の今日まで、Steve Jobs を良く知らなかった。一種の食わず嫌いだったと反省する。
彼は曹洞宗の禅の信者でもあったそうだ。私も「禅の教え」がこの世にある宗教理念の中で、人間としての物質的肉体性と霊的精神性の両方を統合、あるいは融合した最高の物だと思っているし、自分の中にスンナリ入ってくる。自分の説いているメソッドを教えながら、肉体の動きとその機能が、禅の考え方で説明できるのを、良く発見して驚く事がある。しかもそんな時、私の身体がとっても喜ぶのを感じるのだ。
彼がスタンフォード大学の卒業式でしたスピーチが、何度もテレビで流れている。
www.ted.com/talks/steve_jobs_how_to_live_before_you_die.html
感動的な、素晴らしいスピーチだと思う。
コンピューター自体の持つマテリアル的なイメージとは、全く真反対とも言えるとてもスピリチュアルなスピーチだった。そして、いわゆるエンジェル系といわれるフワフワした足のないスピリチュアリティではなく、とても地に足のついた人間としての精神性にあふれている。
私は彼の堂々としたスピーチと自分に向かう潔い姿勢に、Fell In Love してしまった。
今までも、自分のやりたい事は全てやってきたと思っている私だが、まだまだ詰めが甘いと反省した。そして、まだまだ出来ると思った。彼は56歳で亡くなった。今から7年、私が56歳の時に今以上に自分に満足出来ているようにしようと思う。そうして何時か私がこの世から卒業する時は、彼のような素晴らしいスピーチを残せるような存在になっていよう。