オフィスをダウンタウンに引越したお陰で、ファーマーズ・マーケットがボーナスについてきたと前に書きましたが、マンハッタンからハドソン川を渡った所にあるニュージャージー州のホーボーケンという街に自宅を引越したお陰でついてきた物が、何と最近珍しいお肉屋さんでした。
このお陰で、我が家の食生活の質はグーンと向上し、本当にハッピーです。
大変申し訳ないのですが、ホール・フーズや他のスーパー・マーケットで買うお肉とは質も味も全く違います。初めは、本当に驚きました。
何がどう違うかって?先ず買うまで切ってない事です。切ってしばらく立つと、お肉の表面は酸化します。酸化して色の悪くなったお肉は、味がずっと落ちてしまいます。
このお肉屋さんは、お客さんが来るたびに必要なだけ切ってくれるので、お肉全体の新鮮さを保つようです。どのお肉も、とっても柔らかく、ジューシーです。
あのエイジド・ビーフも前に試した事がありますが、あまり美味しいと思えませんでした。お友達に教えて頂いて家の冷蔵庫で作ってみました。とても簡単に出来ます。わざわざ1ポンド$25も出して買うような代物ではありません。
我が家のお肉屋さんは、鳥、豚、牛は勿論の事ながら、ベーコンやソーセージ、ポークハムも自分の所で作るんです。添加物や保存料の心配がないし、とても美味しいです。パッキングされたベーコンとは違って、フワフワした雰囲気のベーコンで、やはり目に前で好みの厚さにスライスしてくれます。「何枚欲しいの?」って。
ソーセージなんて、もうプリップリなんです。目の前で豚を挽いて腸に詰めてくれます。「どのくらいの長さにする~?」なんて聞かれてしまうんです。自分の食べるソーセージの長さを自分で決めるのって、楽しいですよ。グリルで焼くと中の肉汁がジュージュー言って、もう最高!
私のスピリチュアル・テキストのような「神との対話」の中に、「死んだ獣の肉を食べるなんて信じられない・・・・。」とあるんですよね。それを知ってしまってから、お肉を楽しく食べる時に、たまに思い出すんですけどね。 でもね、私にはベジタリアンは無理です。この部分に関しては、神様に同意できません。味覚は、肉体に住む私たちが人生を楽しむための大いなる能力ですからねえ。野菜も美味しいけれど、お肉も美味しいです。
しかもこのお肉屋さん、全体的に値段が安い。スーパーで買う、大体3分の2以下です。半額くらいの物もあります。流通産業の値段が下げられない理由=多く問屋が、間に入っていないためでしょうね。
いま時、こんな良心的なお肉屋さんはなかなか見つからないかも知れませんが、探してみるのも価値があると思います。
しかも、いつ行っても明るいこの大らかな人柄が、さすが肉屋!