これは、私が定期購読しているホーリスティック・医学博士、Dr.Mercolaのメルマガです。7月31日の記事です。最近急激に増えている自閉症及び発達障害と食事の習慣のリンクについての記事です。とても大切な情報だと思いますので、要約します。(Dr.Mercola、許可を取らずにごめんなさい。でも、彼のトランスレーターは、全く意味をなさないんですから。仕方がありません。)
以下、内容要約。
イギリスに住む、ナターシャ・キャンベル・マクブライド博士は、子どもと大人の自閉症、学習能力の障害、神経系の病気、精神的疾患、免疫不全、そして消化機構の障害を診る診療所を開いています。
この記事に於いて、消化器官の不健康状態が引き起こす精神的障害(GAPS) についての情報を、皆さんと共有します。特に子供たちの悪い食事とワクチンの摂取による、自閉症、難読症、失語症、発声障害、失語症、鬱症状、分裂症などについてです。
1984年に彼女が医科大学を卒業した頃は、自閉症はまだまれでした。1万人に一人くらいでした。5年前で、150人に一人、今イギリスではその40倍以上の66人に一人となっています。アメリカ、アーストラリア、ニュージーランドなどといった国々でも、同じような統計となっています。(日本人にも、広がっていますよね。)
彼女の息子が自閉症と診断された事から、すぐにその原因を調査し始め、結局、第2専門分野を、人間栄養学で卒業する事になった。
彼女は、自閉症だけでなくほとんどの子供たちの発達障害が食事とワクチンに起因する事を突き止め、自然の食事だけで自分の息子の自閉症を完治した。
重要なのは、気がついたらすぐにトリートメントを始めること。大抵の医者の間違いは、6ヶ月に一度の割で、診療するだけで何も手を打たない事である(日本語で言うところの「様子を見る。」というわけです。様子を見ている間に、自閉症や発達障害はどんどん進んでしまい、取り返しのつかない事になります。こういうお医者様は、病気の名前と薬は良く知っていても、人間というネイチャーを観てきた経験のない方たちです。)
2、3、4、5歳までに、なるべく早くトリートメントを開始する事で、その治癒率、成功率が高まる。
GAPSトリートメントの主要素は、(次のブログで、詳しく説明します。)
1. 容易に消化できる栄養のバランスの取れた食事で、発酵食品を多く取る。
2. 自然な食事から取るサプルメント。腸内細菌を補強する食事で、特にビタミンDとA を多く取る。ビタミンDは、日光浴から取るのがベスト。
3.食事による解毒。エプソン・ソルト、シーソルト、海藻パウダー、りんご酢、ベーキング・ソーダ(重曹)による入浴。
の3つの自然な方法による。医薬品などの人工化学薬品は、一切使用しない。これをGAPSプログラムと言い、キャンベル博士が考案した。(敬愛してやまないNatural Gourmet InstituteのAnnmarie Colbin Ph.d先生も、私が卒業したFood Therapyのコースで、同じようにおっしゃってました。自然治癒療法を推進する、セラピストなら随分前から気がついていた事です。でも、昨今の皆が信用し合わない社会では、M.Dというタイトルが’あるとないとでは、大違い。同じ事を言っても信用してもらえないという事でしょうか?と、ちょっと憤慨する私です。)
「・・・・・・・autism or ADHD or ADD or any other learning disability or physical problems such as diabetes type 1, for example, and celiac disease or other autoimmune conditions, or… asthma, eczema and other physical problems.」
自閉症、多動症、発達障害、学習能力の障害、運動機能障害、糖尿病タイプ(消化器官の障害、免疫不全など)、喘息、皮膚疾患(アトピー)などに効果的。
It All Starts in the Gut…
全ては、腸から始まる・・・・
「Dr. Campbell is convinced that autistic children are in fact born with perfectly normal brains and perfectly normal sensory organs.
キャンベル医学博士は、自閉症になる子供たちは完全に正常な脳と感覚器官を持って生まれてくる事に、納得した。
“What happens in these children [is that] they do not develop normal gut flora from birth…” she says. “Gut flora is a hugely important part of our human physiology. Recently research in Scandinavia has demonstrated that 90 percent of all cells and all genetic material in a human body is our own gut flora. We are just a shell… a habitat for this mass of microbes inside us. We ignore them at our own peril.
自閉症や発達障害を起こす子供たちのお腹の中では、正常な腸内細菌が育っていない。腸内細菌の発育とそのバランスが、人間の生理学上とても重要であるにもかかわらず。最近行われたスカンジナヴィアでの研究で、90%を占める人間の細胞と遺伝物質がこの腸内細菌叢である事が証明された。つまり、私たちの身体は、こういった微生物たちのただの家に過ぎないのだ。私たち人間は、自身の危険を無視してきたのだ。
…As a result, their digestive system—instead of being a source of nourishment for these children—becomes a major source of toxicity. These pathogenic microbes inside their digestive tract damage the integrity of the gut wall. So all sort of toxins and microbes flood into the bloodstream of the child, and get into the brain of the child. That usually happens in the second year of life in children who were breast fed because breastfeeding provides a protection against this abnormal gut flora. In children who were not breastfed, I see the symptoms of autism developing in the first year of life.」
母乳で育っている間は、食品添加物等の毒が入った物を食べないので安全であるが、離乳食が始まる2年目くらいから子供たちは危険にさらされる。食品添加物の含まれる食事によって、栄養の宝庫となるべき消化器官が毒の叢になってしまう。この毒は微生物たちと一緒に子供たちの脳へ血液の流れと共に入り込む。母乳で育てられていない場合、初めの1年、一歳になるまでに自閉症の症状が現れる事がある。
つまり母乳で育てる事は、食品に含まれる毒から自分の子供たちを守るためには、必須条件である。
以下、本文を掻い摘んで説明します。
すでに、食事による毒でダメージを受けている所へ、予防接種の毒によってさらに腸内細菌の生態系は崩れてしまう。
人生の初めに全身の感覚器官を駆使して、生きるための情報を集める。そして集めた情報を脳が消化する。それが人生における基本的学習パターンである。
でも、腸から溢れた毒が身体中を巡って脳に送られ、感覚器官の収集した情報をコミュニケーション能力として学習する事を遮ってしまう。人生における2年目からの脳の発達は、コミュニケーション能力を学ぶのに非常に大事な時期なのに。言葉を理解する、言葉を使う、自然で直感的な行動、事象に対処して解決する能力、遊ぶ事からコミュニケーションを学ぶ能力など。ミックスされた毒の種類にもよるが、自閉症に代表される発達障害を引き起こすのである。
ここから、非常に重要なポイントなので、よ~く目を開いて、心も開いて読んで欲しい。
妊娠している間の母親の子宮の中は、無菌である。胎児の腸も無菌である。子供たちは、出産の時に母親の産道を通り抜け、膣の中を通る時に、母親の腸内細菌の状態を受け継ぐのである。
こういった子供たちの全母親たちの腸内細菌の生態系も、異常である。勿論父親も、同じである。その親、つまり祖父母の状態も、父母ほどではないが似たような物である。第二次世界大戦以降抗生物質が進歩しすぎ、この抗生物質によって病原菌だけでなく、生きるのに必要な体内の微生物たちまでが殺されてしまった。こうして、体内微生物の生態系のバランスが崩れる事で、かえって病原菌のコントロールがきかなくなってしまったのも一因である。
つまり、現代の自閉症及び発達障害の原因は
1. 抗生物質の使いすぎ
2. 不自然な食物の摂り過ぎ
3. 早すぎる、大量のワクチンの摂取
という事になる。
以上、要約ですが、勿論私自信の意見がかなり反映された物となっています。悪しからず。
(青文字の、コメントは私の意見です。)注意:Dr. Mercolaの記事による情報については、頷ける物が沢山あります。私のナチュラル・ヒーリングのアイディアを良くサポートしてくれます。ただ、彼のサプルメントに頼リ過ぎる傾向の健康維持の方法については、私は同意していません。特に日本人の体質には合わないと思われる物も沢山あります。
ハーブや、薬草類を含む自然の食物によるサプルメントですが、人間と植物を含む生物の間には、化学では答えられないバランスがあります。例えば、アラスカのような寒い土地に住む人は、現代マクロビオティックのような菜食主義は出来ません。鯔(トド)の油を食べて、体温を上げていたくらいですから、菜食主義を無理にしたりすれば体温が下がリ過ぎて、始終病気になってしまうでしょう。最近流行のオメガファット3、6、9なども、この三つ自体のバランスが各人の体内で取れていなければ、「百害あって一利なし」になってしまいます。特に日本人は、秋刀魚、鯖、鰯などの青背の魚を食べていれば、充分バランス良く取れています。
やたらに人工的に作られた、サプルメントを取る事には、私は反対です。
もし、彼の記事を購読または定期的に読まれる場合は、御留意ください。