ユニオンスクエアにオフィスを移したボーナスについてきた物が、ファーマーズマーケットでした。寒くなるまでは、月、水、金、土の朝8時から夕方6時まで開いているので、とっても便利です。買いだめせず、小まめに新鮮な野菜をここで買うようにしています。
目の前にホール・フーズがあるのですが、もうそれは見る影も薄いです。ホールフーズの野菜は、ファーマーズマーケットで買った物に比べ新鮮さ、オーガニックであるかどうかの信用度、実際の質、全ての面で劣っています。両方の野菜を直接比べてみれば、それはもう一目瞭然。やはりスーパーマーケットとして、いろいろな物を長い間おかなければならない宿命ですね。しかも、最近ホールフーズの評判は、マンハッタンに進出し初めの頃から、グッと落ちています。やはりお金儲けに走りすぎたのでしょうか?
まず野菜のシーズンですが、同じ夏の間でも、毎週出てくる物が少しずつ変化します。先週あった素晴らしいブルーベリーを求めて今週も行くと、どの農家も置いていません。それで、もうブルーベリーの季節は終わってしまったのかしらと寂しく思っていると、2,3週間してまた花盛りになったりします。食べ物って、生き物なんだなあと思います。いつも同じではないんですよ。
ほうれん草なんか、このファーマーズマーケットで初めて買った時に、それまで知っていた味と全く違います。 子どもの頃食べていたほうれん草のように根っこの方赤くて、つまり鉄分が多いんですね。甘味があり、葉がとっても元気で感動してしまいます。うちの主人は、この元気なほうれん草がとっても気に入ってます。ところが、そのほうれん草がファーマーズマーケットから消えて1ヶ月半は立ちます。やっぱり、シーズンなんですね。ほうれん草って、スーパーマーケットなら何時でもありますからねえ。その代わりに、いままで見たことのないいろいろな野菜がお目見えします。
モヤシも、あの日本人の良く知るモヤシではなく、いろいろ種類がある上に、味も見かけも全くちがうんです。
私はフードセラピーのトレーニング・コースで、乳製品は品質が悪い事も含め、あまり取らないのが良いと習ったのですが、ここの保存料のはいっていないチーズやヨーグルトは、絶品です。しかも他のところで買った物と違い、サッパリした質感で、胃にもたれず、湿疹になったりせず、風味が深くて美味しいです。これなら、食べても良いんじゃあないでしょうか?アンマリー先生、いかかでしょう?
卵。卵は、もう黄身の勢いが全然違います。殻を割ると、黄身が白身の上にプックリ盛り上がったようになります。しかも色も向日葵のような元気なオレンジ系黄色をしています。
ファーマーズマーケットは、マンハッタンならあちこちにあるようです。是非、Googleで、Farmers Market NYC といれて、探してみてください。