ストレス

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よくストレスのせいで、心身の調子が悪いという言い方をします。でも、必要以上のストレスを作り出しているのは、自分です。ストレスと言うのは、人生に起こる事象、イベント対する反応の仕方で、その質と量が変わってきます。つまり自分次第で、良くも悪くもなるのがストレスなのです。

今回の東日本大震災のニュースの中で、アメリカの報道記者が日本人を褒め称えていました。「日本の国民は、この非常時に文句も言わず、落ち着いて行動し、皆助け合っていて、素晴らしい。」っと。メールで頂いた、日本での皆さんについての情報の中にも、「日本人の助けあう、支えあう姿が、あまりにも美しくて・・・・・」と、ありました。震災下のネガティブなストレスをポジティブなストレスに転換している素晴らしい例だと、思います。

全てのストレスの質と量が、起こった事に対する本人の解釈、判断、行動などによって変わってしまうという事です。

起こる事象は、ただの事象です。それをどう判断するかは、その人それぞれの過去の経験から来る思考の仕方や感情移入によって違ってきます。

ストレスを必要以上のストレスにしないためには、必要以上の感情移入をしない事です。

必要以上の感情移入をしないためには、どうしたら良いか?過去の経験から来る、自分の思い込み、思考癖を改める事です。

人間の思考には、身体の使い方と同様に癖があります。それを思考パターンとか、行動パターンといいます。行動は思考に基づいているからです。

このパターンは、その人の姿勢を見ると大体予測がつきます。何故かと言うと、思考や行動パターンは、内臓を含む筋肉繊維の緊張と弛緩のアンバランスを生む事で、特殊な形や質を作り出すからです。

この筋肉繊維の緊張と弛緩によるアンバランスが、長い間残留する事で循環の悪い身体の状態が出来るわけです。その循環の悪い部分によって、心身の不調の出方が違ってきます。

もし、このアンバランスが肺の筋肉に残って循環が滞ると、呼吸器系の心身の不調になります。感情的には、いつも悲しい、あるいは悲しみを伴う事象に過剰反応してしまう。といった、行動癖になる事が多々あります。これが、先に申し上げた、必要以上の感情移入、つまり必要以上のストレスを生む原因になるわけです。

ストレスが原因で、心身不調になるというのはこういった事です。

ストレスに強い、つまり物事に過剰反応しない、必要以上に感情移入しない、柔軟な心身を作る事が病気の予防になります。

 

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。