足し算的健康管理は効かない

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現代人は、足し算的人生が好きです。
でも、自然治癒力に関していうならば、この方法はあまり役に立たないばかりか、かえって体を悪くします。

ある、私の友人、彼女はいわゆる健康オタク。スーパー・マクロビ・ダイエット+ヨガ道場に通う+底のロールする一足$300はする健康スニーカーを履く+健康グリーン・ジュースを飲み+メディテーション・クラスに通う+・・・。
しかし、この3年くらい、いわゆる不治の病にかかり、そのための薬を飲んでいました。彼女の体を見ると完璧、陰性、つまりエネルギーが拒、無いのです。華奢な体に青白い顔。ヨガをしているわりには、筋肉もありません。全くの不健康状態。特に肝臓と腎臓は、薬のせいでとてもお疲れ。私と同じ40後半なのに、70歳のおばあさん見たいです。昔は、70歳でも、自立した人は、こんな体をしていなかったと思います。
ちなみに私の祖母は、亡くなったとき88歳でしたけど、彼女よりずっと、筋肉もついていたし足腰丈夫で、顔色も良かったし、5階上の屋上に、濡れてずっしり重い、家族6人分の洗濯ものを持って行っては、干すのを健康法としていました。勿論、エレヴェーターなど使いません。お金もかからなけらば、必要な事をしているので、時間も何も無駄にならないわけです。

いったい何が原因だったのでしょう?
彼女は、自分の健康を意識するわりには、自分の健康力、つまり自然治癒力を信じていないのです。次から次へと健康プロダクトを足して誤魔化す、他力本願タイプの健康思考なのです。健康オタクの方々にとって、健康的方法というのは西洋の医者に行かないだけで、結局いろんな物事に頼っていることに気がついていない。あれもこれも、沢山やって頑張っているのだから、というタイプなのです。
自然治癒力というのは、生まれもって与えられた素晴らしい能力です。言うなれば生命力そのもの。それを信じられないという事は、自分を信じられないというのと同じです。自己治癒力が100%、Onならば、健康を保つのに、余計な事をする必要がないという事です。これが、本当の意味での、自然派健康志向です。ところが、自分の能力を信じていない彼女は、常に何かしていないと気がすまない。つまり、不安なのです。
でも、私たちの心も体も、サポートすればするほど、本来の力が衰えるようにできています。例えば、筋肉は使わないと弛んだり、硬くなったりします。関節の動きなども、使っていないと機動範囲が狭くなってしまいます。後ろに反り返る運動など、しばらくしていなければ、反り返れなくなってしまいます。つまり人間の能力の全てが、使わないと衰えるようになっているわけです。神様は、ちゃーんと人間が怠け物にならないように、お考えだったわけです。消化力も、心臓の血液を送り出す力も、ホルモン・バランスも、そして思考回路や感情の出し入れも、全て同じことなのでしょう。
現代のではなく、元祖の中国医学や、アユール・ベーダなどの東洋医学は、自己治癒力を必要な時だけ、手助けするようにできています。四六時中自分を助けるというのは、甘やかすのと同じわけです。心も体も甘やかせば、怠け者になってしまい、体全体の機能としては、機能する部分と機能しない部分の差を、大きくしてしまう結果となります。それでは、一個の自分の中で、得意な分野と不得意分野を、わざわざ教えてこんでいるようなもの。健康とは、自分という全体が、バランスのとれた状態を言うのですから、これでは本末転倒。この人間全体を通して健康状態をみるのが、ホーリスティック(Wholistic)医学です。(Holisticとも言うが、私はこの言い方が嫌いです。)

足し算的健康管理が何故ダメかという理由は、もう一つあります。
例えば、西洋医学は、足し算的です。コレステロールの薬と、腎臓の薬と、胃薬と、腸の薬と、肝臓の薬と・・・。いわゆる、「死のカクテル」と言われる、薬のミックス。とても、危険です。わざわざフロリダから通って来たクライアントは、大病院の総務系部門のトップ。お医者様に、とても近いところにいるわけです。彼女は、首の痛みから始まった身体中の炎症と、膨張、極度の疲労に何年も苦しんでいました。完全に薬漬のせいです。私のところへ来る頃には、10種類くらいの薬を同時に服用していました。姿勢の強制から入り、食事バランス療法と、軽いディトックスで薬の毒を排泄しやすくし、エネルギー・ヒーリングをし、寝る時にベッドではなく、固い床に毛布を敷いて寝るように支持しました。すぐに効果が現れ、3週間で、回復しました。

別のパターンでは、股関節の専門の医者と、膝の専門の医者と、足首の専門の医者に通っているといった、クライアントがいました。彼は、20年前の交通事故で、左の大腿骨が6つに折れ、膝のお皿がずれ、足首の酷い捻挫するという大怪我をしました。それ以来、膝と足首の両方が、上手く曲がらなくなり、早く動こうとすると、ビッコをひかなければなりません。今まで随分沢山のお医者様と、フィジカル・セラピストと、カイロ・プラクターに通いましたが、良い結果を得られずにいました。彼の場合、大腿骨を折った時、左の腰の重要な筋肉がびっくりして収縮してしまったのでしょう。腰椎がまるで金棒が入っているみたいに、真っ直ぐ(本当は、少し湾曲しているはずが)、とても硬くなっていました。この筋肉が硬くなると股関節は、自由に動かなくなります。股関節が、不自由ですと膝と足首は、当然自由に曲がりません。っと、そういう事だったのです。誰も、彼の全身の不バランスに、目が行かなかったせいで、彼は20年も苦しんでいたのでした。信じられます?

この3ケースは、全て足し算的です。そして、それは、最近の医学のオタク性に原因があると思うのです。膝のお医者は、膝オタク、股関節のお医者は、股関節オタク、胃のお医者は、胃オタク・・・。いかがですか? ようするに医者を含めて健康に関するオタクは、人間全体を見ていないという事でしょうか?

私は、自然治癒力の利用方法を学んでから、かれこれ7年医者に行ってません。自分の自然治癒力、生命力を信じているので、どんな時でもスグ治ってしまうんです。昔は良くストレスがたまると膀胱炎になりました。だから膀胱炎の症状は、良く解ります。でも、アッと思ったら、すぐクランベリー・ジュース(濃縮100%果汁、無添加、無加糖)を飲み始め、膀胱の辺りに自分で、エネルギー・ヒーリングをすると2日後には全ての症状が無くなっています。エネルギー・ヒーリングのパワー・アップと第六感を磨くために、断食をしてからは、膀胱炎もすっかり無くなり、風邪もひかなくなりました。ちなみに、インフルエンザの予防接種はしていません。予防接種をした時に限り、インフルエンザにかかると言う事に気がついたからです。大体予防接種をする事自体、自分の能力を信じていない、と言うことになるわけですから、そういう時にインフルエンザにかかるのは、当たり前ですね。やっぱり、余計な事をしない方が良いようです。

無駄=余計。
現代人は、無駄なことばかりしている。本当に健康な人は、何もしなくても健康なんです。余計な事をして、自分の健康システムを混乱させないから健康なんです。混乱しないという事は、自然でシンプルなわけで、元に戻る時、つまり治る時も、簡単かつ早いわけです。病気になったら、どんな余計な事、無駄な事をしてきたのか自分の生活、人生を振り返り、それを止めれば、あるいは取り除けば、大抵の症状は改善され、止まります。後は自分の生命力を信じるだけ。大体、余計な事をしている人の問題は、自分に自信がない事です。自信がないから余計な事をする。これでは、チキンが先かエッグが先かの堂々巡り。何故、自信が持てないのか、それを追求しご自分のシステムから排除する事です。

「何故、自信が持てないのか?」については、この次、お話しましょう。

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MAKIKO道場総帥。 幸せになる為の術を学ぶ道場をニューヨークに開設。 ポスチュア・バランス・エクササイズ発案と指導。霊感をもった、ナチュラル・ヘルス&ライフ・スタイル・カウンセラー、エネルギー・ヒーラー。 健康である事、自然である事が、人間を幸せに導くと確信する。 3次元の地球に生きる意味を、追求している。