最近、「人を許せない人」が目に付く。この人たちの身体は、とても怒っていて、彼らから出てくるエネルギーはとてもネガティブ。
そしてこの人たちに共通の考えは、「自分の気分が悪いのは、この許せない人たちのせい」なのだ。
でも、人を許せないと私たちの人生に愛というエネルギーは入って来れない。 何故なら、本物の愛は「無条件の愛」でなければならないからだ。
無条件に人を愛するという事は、相手の自分と異なる部分を受け入れる、つまり許せなければならない。
例えば、あなたが人生のパートナーを選ぶ時、その相手の全てを受け入れ、許し、愛せなければならない。選んだ相手と、この真の愛を育てる覚悟がなければ、真の幸せはそのリレーション・シップにはやってこない。 この人のここは良いけど、ここはヤダではダメなのである。
この「人を許せない人」は、不思議な事にみんなそろって自分に自身のない、人生に不満足な人達である。 この人達は、他人は許せないが、パーフェクトでない自分はもっと許せない。 だから、失敗を恐れ自分のやりたい事にトライしてみる事ができず、絶対ミスのない事、つまり大した事のない部分でしか人生を前進できないのである。
そうすると益々このジレンマに追い詰められて、苦しくなってしまう。 そこでどうするか? 自分の悲劇を感じないように鈍感になる。自分に鈍感になってしまうのである。 でも、自分を鈍感にしてくれるのは自分の脳みそだけ。身体と心は嘘をつけない。 そう人は、大抵肺の後ろ側、つまり背中の真ん中辺りが縮んで硬くなっている。溜りに溜まった不満が爆発するかのように、肺系の病気になる。 風邪、肺炎、喘息、長く続く咳などが、それである。